カルチャー

【#2】GEEK WATCH中毒者の手記 

2021年10月19日

レディース&ジェントルマン、おとっさん、おっかさん。おこんにちわ〜。連載2回目の今回は映画で使われた腕時計、映画監督がデザインした腕時計を紹介します。といってもありきたりのロレックスやオメガではなくかなりGEEKよりの偏りまくりのセレクトざんす。

【83年 SEIKO TIME TRAINER】
85年公開のみんな大好き『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でドクがしていた腕時計がこちらの83年SEIKO ランナーズ タイムトレーナー。カメラのレリーズのようなボタンを押してタイムを計測。


【83年 SEIKO VOICE NOTE】
83年にSEIKOが発売した世界初の録音再生機能付き腕時計。84年公開の映画『ゴーストバスターズ』で使用された事でも有名な大人気モデル。8秒で低音質、高音質なら4秒の録音が可能。フロントパネルのメタルの使い方が斬新でクール。


【97年 TIGER TALKBOY】
92年公開の映画『HOME ALONE2 』のグッズとしてTIGER社から発売。宇宙&鳩時計のいたずら威嚇音2種類、L録音機能(録音した音声の再生スピード変更機能)。


【97年 SWATCH✖️ SPIKE LEE】
97年に発売された黒人映画監督スパイク・リー✖️SWATCHのWAKE UP! ポップなカラーコンビネーションがセンス良し。大型サイズの文字盤、メッセージベゼル、数種のクロノグラフもナイスDEATH。この時計をしてDo the right thingして下さいませ。


【69年 HAMILTON  ODYSSEE 2001】
69年公開のご存知SF映画の金字塔『2001年宇宙の旅』。監督のスタンリー•キューブリックがプロモーション用にハミルトン社に依頼して製作されたのがこちら。着用時に時計が最も見やすい向きになるよう人間工学に基づいて厚みを変えて設計されたケースでしょう。キューブリックの神経の細かさを感じます。


【95年 黒澤明✖️ SWATCH】
95年の映画100周期年記念としてswatchが企画制作した腕時計。フィルムケースを模した缶ケースにロバートアルトマン、ペドロアルモドバル、黒澤明モデル3本セットで5,555セット限定販売された。こちらは黒澤明監督デザイン。


【74 SEIKO QUARTZ  LC】
「007 私を愛したスパイ」に登場したのが「セイコークオーツLC」。セイコーウォッチが念願のボンド映画に初めて採用された記念すべきモデル。映画の冒頭で腕に装着したクオーツLCからMからの指令「007、至急でMI6本部に報告せよ」がテープで打ち出されるシーンが衝撃的でした。


【82年 SEIKO TV WATCH】
83年公開の映画「007 オクトパシー」に登場したのかごちらの「セイコーテレビウォッチ」。世界初の液晶画像表示方式によるテレビ付き腕時計。

プロフィール

ドナルドDEATH

改造士、ジュエラー、GEEK WATCH偏愛家。ワタリウム美術館のミュージアムショップ地下中二階にて、奇天烈な改造見世物小屋+R.I.P. STOREを営む。様々なマテリアルや手法を組み合わせてジュエリー、腕時計、プロダクト、舞台美術などを制作している。趣味的に始めてどハマりしたGEEK WATCHのコレクションは今や700本以上。現在GEEK WATCH PEDIAなる本を製作しようと目論み中だとか。