From Editors

年の瀬です。ガールフレンド号の季節です。

NO.945

2025年12月8日

やばい。本当にやばい。今日は、このフロム・エディターズの校了日、しかも今18時。やっと、書き出しました。さらに、1時間後には編集部の忘年会も迫っている。書ききれるのか、俺。

忘年会に、年末進行、こうもバタバタすると年の瀬を感じます。そしてもうひとつ、POPEYEの冬の風物詩『ガールフレンド特集』が、年末をお知らせします。

2014年に始まったこの特集は今回で13冊目。毎年デートのことを考え続けていますので、そりゃあ、企画会議では没ネタも大量に出てきます。今回は陽の目を浴びなかった企画をいくつかご紹介します。

まずは、「待ち合わせをロマンチックに。橋の真ん中で会いましょうデート。」
浜町と清澄白河を繋ぐ清洲橋。隅田大橋側から臨むと、橋の真ん中にスカイツリーがデーンっと鎮座して見えるんです。
夕暮れ時、ライトアップされたスカイツリーを見ながら、橋の真ん中で待ち合わせ。なーんて素敵じゃんと盛り上がったのですが、「2人とも同じ駅から向かったら橋の手前で出会えるじゃん」「歩くサイドが違えば待ち合わせられない」「そもそもキザすぎ」という意見が噴出しボツ!

「気づいたら健康になってるデート。」
デートコースがぜーんぶ急な坂道とか長い階段だらけでデートのつもりが筋力使ってて健康な体もゲット出来ちゃう! 最高! と提案したところ「おめかししてきたのに汗かくとかサイアク」と女性人から批判殺到でボツ!

「ヘルシーな徹夜デート♡」
深夜はだいたい飲んだり、クラブ行っちゃったりちょっと不健康だからヘルシーに終電逃せないもんかねと盛り上がったのですが、そもそも徹夜してる時点で健康じゃないからボツ!

大の大人たちが夜な夜なこんなことを真面目に打ち合わせして出来上がった特集本編ではどんなデートが紹介されているのか、ぜひ本誌を手に取ってご覧ください。

あ、もう時間す! 忘年会が始まっちゃう。編集長の乾杯の音頭を逃しちゃうので、この辺で。

この号の着想源になった……わけではないけど、最初にこれを読むことから始めた1976年発行のポパイ英語コミック文庫。

(本誌担当編集)福島大慶