ライフスタイル

特集「Thank Tou, Olive! ガールフレンドʼ26」

NO.945

ガールフレンド '26

2025年12月8日

ホリデーシーズンに、愛しの“オリーブ”へとびきりの感謝を。

強くてやさしい、文字通り“健康のシンボル”のようなポパイをキャラクターに。
1976年、そんな言葉とともに、みなさんが今読んでいる『POPEYE』は始まりました。
2026年、雑誌『POPEYE』は50周年を迎えます。記念すべき周年の第1号は、恒例の恋人たちのための一冊。
原作コミックで欠かせない存在といえば、彼のガールフレンドであるオリーブ。ポパイはいつだって、彼女のことを気にかけています。不器用なせいで空回りばかりしてしまうけれど、それでもポパイはいつてオリーブに首ったけ。それって、なんだか僕らに似てないか?
とびきりの笑顔のために、いつもより“2割増し”の気持ちで準備して、2人で一緒にしたいことをぜんぶやろう。

サンキュー、オリーブ! これからもよろしくね。
表紙は出口夏希さん。上坂樹里さんと池端杏慈さんも登場するよ!

ふたりで一緒にいる時間は、いつだってロマンチックなデートになるのさ。

“オリーブ”に満開の笑顔が咲くように、最高のデートはいかが?

毎年恒例のデート企画「Winter Bucket List 〜この冬、ふたりでやりたいことリスト〜」。
「東京イチ気持ちいい、露天風呂に浸かりたい」「思い出のフィルムは自分でプリントしよう」「今夜は銀座で踊りたい」「ふたりで使う箸を作ろう」「未知の横浜をぶらぶら」など少し視点を変えたプランから、「前橋でアートとファッションに触れる」「雪景色だけじゃない真冬の軽井沢」などの日帰り旅まで、『POPEYE』が提案する20のアイデアを、10組のリアルカップルが実際に体験。取材中(デート中?)、ふたりとも笑顔、また笑顔。やっぱりデートは楽しいね!

東京の西端の檜原村にあるホテル「THEATER 1」を訪れ、大自然に囲まれた露天風呂とサウナでぽっかぽか〜!

元町から山手・本牧へと肩寄せ合いながら、のんびりお散歩。異国情緒と浪漫に満ちた“古き良き横浜の世界”にタイプスリップ!

スマホに画像を溜め込むのもいけど、レクチャーを受けながらフィルム現像とプリントをしてみない? 何気ない瞬間を切り取った一枚をふたりの宝物にしようよ。

銀座のビル街の一角。扉を開けると別世界! 「銀座ケントス」の壮大なステージ前のダンスフロアで踊りまくる紳士淑女に刺激を受けたら、Let’s Dance!

好みの木材を選んで、お互いにサポートしながらカンナで削って。毎日使うお箸を一緒に作れば、自宅での食事も素敵なデートタイムになるね。

都内から新幹線でピュンと1時間。前橋でアートとファッション三昧。クラフトジンの蒸留所に立ち寄って、夜はワインとパエリア!

「黒柳徹子ミュージアム」から軽井沢旅はスタート。万平ホテルや素敵なグローサリーショップでお茶して、買い物も食事も大満喫。

服もグルーミングもマインドも2割アップでデートにのぞもう!

ホリデーシーズンのデートを120%楽しもう。特別な時間のために、ジャケットは着ていくべき? ジーンズだとカジュアルすぎる? ただ、過剰なヨソイキ感は逆効果だろう。もちろん意外性にガールフレンドがドキッとすることもあるけれど、いつもの自分をキープしながら、いかに装うか。それはファッションだけではなくて、髪型や爪のお手入れ、香りについてもね。目指すべきは、2割増し! ポパイ諸君、いざ愛しのオリーブのために、楽しみながら素敵なデートの準備を。

クリスチャン・ディオールが女性の装いについてA to Z形式でまとめた『The Little Dictionary of Fashion』のページをめくり、デートがときめくファッションついて思いを巡らせてみよう。

平野紗季子さんがお届けする「EAT-UP GUIDE for Date」。

本誌連載「味な店」でもお馴染みのエッセイストでフードディレクターの平野紗季子さんが、9年ぶりに監修する「イートアップガイド for デート」。「ふたり分にちょうどよい席」「冬はパイ包みだ」「ガツンと行こうぜ」「デートは池尻お任せ」「デザートがないと終われない」など、8つのテーマを立ててお店とメニューを選んでくれました。「美味しいものを一緒に食べに行こうよ」から始まる、ホクホク顔でお腹いっぱいのデートはやっぱり最高だ!

冬は鍋? グラタン? それもいいけど、冬はパイ包みのシーズン!って言い切りたい。こちらは西小山の「caillou」の一皿。

クールというよりウォームが気分。居心地よくって素敵な友達の家、みたいなお店で格別な家庭料理を。広尾の「すず」のボロネーゼはワインと一緒に。

朝から深夜まで、美味しく盛り上がる。今日は渋谷から一駅の“イケジリ”に行こうよ。まずは池尻大橋駅前商店会の「nova」のパンケーキからいただこう。

向かい合っていると緊張して味がしない!という方へ。カウンター席に並んで座り、店主の仕事を鑑賞すれば会話に困らない。東北沢の「Lanterne はなれ」のおでんの盛り合わせで温まりながら。

朝食を制するふたりは、一日を制す。東日本橋の「bouquet」のベーコンエッグのサンドイッチをシェアして一緒に頬張れば、デートのスタートダッシュは完璧だ。

なにがどうあれ、最後に最高の甘いデザートが待っていれば、すべて丸く収まる(はず)。三軒茶屋の「MAISON FARMER」のアイスクリームは、互いの好みを重ねた“トリプル”をぜひ!

どんなリクエストにもスマートに対応! デートのお役立ち手帖。

「映画の街、新宿・池袋・銀座で鑑賞前後のムードを高める喫茶店」「冬ならではのグリーンの楽しみ方」「エリア別・手土産(お酒&スイーツ&花)購入に最適なショップリスト」などなど、より緻密に抜かりなくプランニングするためのデート虎の巻。ガールフレンドを思って、やっぱり“手札”が多いに越したことはないよね!

ホリデーシーズンのギフト、今年はふたりに贈ろう。

ガールフレンドが笑顔になるプレゼントを手渡したい。この気持ちは毎年変わらないけれど、今年は仲良しの時間がますます楽しくなりそうなギフトを! ずばり、ふたりでシェアできるものを選んでみてはどうか。「彼女はシャツ、僕はパンツ」なんて具合に、1組のパジャマを共有するのは、なんともロマンチックだ。例年以上に「Thank You Olive!」の気持ちを込めて。

ペアルックみたいなお揃いはちょっと照れくさいと思ったら、1組のパジャマをふたりでシェアするのはどう?

大切な人を温めるスカーフは、ボーイもガールも使いやすい包容力抜群な大判を選ぼう。ポップなカラーリングで気持ちも華やぐね。

冬はキルトの季節。その優しい温もりに包まれて、静かに流れる時間を一緒に感じるなんてロマンチックじゃない?

ガールフレンド特集、50年の紆余曲折を読み解く。

1976年の創刊から3年後に特集された「1979 THANK YOU OLIVE!」。今号同様、愛しのオリーブに感謝かと思えば、“ボクら”が欲しいものをリクエスするカタログ企画だった! ‘81年の「ポパイがはじめて真剣に女のコ特集」には、「オリーブをもっといいコにしたてる方法」なんて文言もあったり。『POPEYE』の歴史の中で、“ポパイ”と“オリーブ”の距離感は目まぐるしくて変遷していた。50周年のタイミングでバックナンバーを熟読して、ガールフレンド&デート特集を徹底検証。社会運動論から雑誌を読み解く富永京子先生にも分析を依頼。デート特集を愛するライムスターの宇多丸さんからは、2014年1月号以降のガールフレンド特集に率直なコメントをもらいました。今、『POPEYE』は正しい道を進んでいるのだろうか。

インフォメーション

特集「Thank Tou, Olive! ガールフレンドʼ26」

POPEYE 2026年1月号「Thank Tou, Olive! ガールフレンドʼ26」

毎年恒例のガールフレンド特集。ふたりがもっと笑顔になるデートのアイデアやホリデーシーズンのギフトカタログ、服もハートも20%アップして彼女と過ごすための準備企画、平野紗季子さんがディレクションする「EAT-UP GUIDE」など、いつも以上に盛りだくさん。表紙を飾る出口夏希さんとは清々しい冬日和に緑園の美術館へ。上坂樹里さんとは日だまりに包まれるような名画座デート。池端杏慈さんとは一緒にミルクコーヒーで温まり、花束を贈る。素敵な3人の“オリーブ”との、特別なデートストーリーも必見!