TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
【#1】着れないけど素敵な服を買えることが、僕に与えられた特権なのです。
執筆:渡辺真司(ISSUETHINGS)
2026年3月9日
はじめまして。
ISSUETHINGSというメンズブランドのデザイナーをしている渡辺です。
古着に関するコラムのご依頼をいただいたので、僕が密かに集めてきた「とっておきたち」を紹介する予定です。
皆さんが古着を買う時、着てカッコいい、またはかわいいものを選ぶと思います。
もちろん僕も基本的にはそうです。
しかし、洋服をつくることを職業にしていると、たまにその枠から外れる事があります。
「発想の源泉になりそうな着れなくても面白い服を買う」という選択肢が増えるのです。
皆さんにとって、着れなかったり不恰好な服はゴミ同然ですが、僕にとってそれは宝物なのです。
そんなわけで、おそらく皆さんがお金を出して買わないであろう古着を4回にわたって紹介します。
初回はこちら。
ワッペンのたくさん付いたタスキのようなもの。
これはボーイスカウトの子が使っていたものだそうです。
このタスキに付けられたワッペンは、ボーイスカウトの活動で何かを達成する度に与えられるものらしく、色々な絵柄があります。
おそらく泳げるようになったらもらえる、泳いでいる姿の絵柄もあれば、
田舎の麦畑?のような何を達成すればもらえるのかが想像し難い絵柄もあります。
僕ももう35歳になり、1児の父親でもあるので、なかなかこれを肩からかけて街を歩くことはできません。
(本当はこれをかけて堂々と街を闊歩したいですが…)
しかしそれぞれの絵柄の内容を予想したり、これを肩からかけて誇らしげにする少年の姿を思い浮かべたりするだけでも、
十分、僕にとっての豊かで大切な時間になり得るのです。
こんな感じで、残りの3回の記事もよくわからないものが登場すると思います。
短い期間にはなりますが、お付き合いいただければと思います。
せっかくの機会なので、僕のインスタも載せておきます。
皆さんの着れない素敵なものがあったら是非DMで教えてください。
ではまた次回。
プロフィール
渡辺真司
わたなべ・しんじ|1990年、東京生まれ。広告代理店、古着屋を経て、2020年にメンズウェアブランド〈ISSUETHINGS〉を設立。ブランド立ち上げのきっかけは、クリストファー・ネメスに憧れたため。
Instagram
https://www.instagram.com/issuethings/
https://www.instagram.com/shinji__watanabe/
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