カルチャー

セカンドハンドへの関心? なりゆきリサイクルショップ・ツアー後に……。

モノのポッドキャスト「これDOW!?」

2024年8月14日

これDOW!?


cover design: Ken Kagami(DOW!?)
photo: Hiroshi Nakamura
narrator: Tomoe Miyake
edit: Yu Kokubu

 モノを囲んで雑談中の番組『これDOW!?』の新エピソードが公開! 今回は本誌最新号『DIGGIN SECONDHAND FINDS』(2024年9月号)との連動企画になっていて、この番組内で、いつも極上(?)の“ブツ”を入手しては集まって、「これ最近買ったんだけどDOW?」と言い続けてきた面々が雑誌「POPEYE」にお呼ばれして5ページに渡って紙面上でトーク! 4軒のリサイクルショップを巡ってその日に偶然見つけたものについておしゃべり中で、その雑談の模様はぜひ最新号で楽しんで頂きたいのですが、ぶっちゃけ「雑談は音声で聴くほうが楽だなあ」という方々に向けて、今回はポッドキャストでもその編集版を特別配信(購入品の一部はページ下にあり)! 視聴は以下のリンクから!

以下、購入品ギャラリー(写真は一部です)。
※その他のアイテムなど、詳しくは本誌最新号92ページを見てみてね!

「国際若石健康研究会」の足つぼマット

’80年代、足裏健康ブームの火付け役「国際若石健康研究会」の当時もののマッサージグッズを発見! 朝晩のメディテーションが楽しみになるデザイン性に大興奮し、即決。

「サクラクレパス」のクレヨン

「現代美術のマルチプル作品みたいで格好いいな」と思ってジ〜ッと眺めていたら、店主がタダでくれたデッドストック・クレヨン(こげ茶色)。いいオブジェだなあ。

〈Villaware〉のワッフルメーカー

イタリアのキッチン用品メーカー〈Villaware〉の「ハート形」に焼けるワッフルメーカー。海外家電は電圧やコンセント形状などが日本と異なるので購入時には要チェック。

陶器の壺

リサイクルショップにおいては焼き物系はたいがい玉石混交で無限にあるので、フィーリングで選ぶに限る。これはそこはかとなく漂う民藝テイストが気に入って購入。

スイス製のオルゴール

マンハッタンのサンセットのような景色にうっとり。ゼンマイを巻いて流れる曲はボビー・コールドウェル! ではなかったけど、オルゴール×シティにAORを感じてしまった。

トンゴ ボンゴ

部屋の小窓に置いている観葉植物たちとマッチしそう、と思ってゲットしたレトロなサルのオモチャ。見事にトロピカル度数アップ。付属の銃でサルを撃つと、目が光って動いた。

〈岩田硝子〉の花瓶

昭和レトロな〈岩田硝子〉のフラワーベース。ちょっとアバンギャルドなスタジオグラス系の作品みたいな味わいもあって、今見てみるとけっこう新鮮じゃないか。

〈ARTS & SCIENCE〉のショッパー

最初に伺ったお店でまとめて4枚入手した〈ARTS & SCIENCE〉の布バッグは、本日の買い物旅で「誰かが使うかな?」と思って優しさで購入。実際大活躍してその日はヒーローに。

ホタテオープナー

今回のスペシャル品はホタテ専用のヘラ! 青森県むつ市港町の印字が入り、そのかすれ具合もTHEセカンドハンド感あり。貝柱を途中で切らないように気をつけよう。

〈TAMIYA〉のジオラマキット

お馴染み〈TAMIYA〉のプラモデルから、「戦車兵 小休止セット」「土のう」「バリケード」などマニアックなセレクトで。クラシカルなパッケージデザインもソソる。

匂い付き消しゴム

昔懐かしい六角柱タイプのカラー消しゴム。サイコロのように転がして野球ゲームができるという超シンプルギミックに虜になった小学生男子の気分に再会。

’80年代の洋雑誌

表紙がかっこいい1980年代の『クライミングジャーナル』や、これも’80年代のUKカルチャー雑誌『THE FACE』など、大型チェーン店で意外にマニアックな雑誌に遭遇。

豆本

「買ったときがピーク」ではない、むしろ買ってからじっくり楽しめるのが本や雑誌のいいところ。思わず買った「花の図鑑」を手にリサイクルショップ散歩を楽しみたい。

〈デロンギ〉のコーヒーメーカー

イタリアの家電ブランド〈デロンギ〉のコーヒーメーカー。定番なれどシンプルなデザインが良し。POPEYE Webのイベントなどで活躍してくれそうと思い購入。

出演者のプロフィール

プロフィール

井出幸亮

いで・こうすけ|1975年、大阪府生まれ。編集者。POPEYE Webシニアエディター。古今東西のアーツ&クラフツを扱う雑誌『Subsequence』(cubism inc.)編集長でもある。本誌『POPEYE』(マガジンハウス)、『工芸青花』(新潮社)などさまざまな媒体で編集・執筆活動中。主な編集仕事に『ズームイン! 服』(坂口恭平著/マガジンハウス)、『ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと』(新潮社)、『細野観光 1969-2021 細野晴臣デビュー50周年記念展オフィシャルカタログ』(朝日新聞社)など。著書に『アラスカへ行きたい』(新潮社、石塚元太良との共著)がある。


国分優

こくぶ・ゆう|POPEYE Webクリエイティブディレクター。本番組のナビゲーター。


トロピカル松村

とろぴかる・まつむら|1988年、兵庫県生まれ。編集者/ライター。ジーンズ&スポーツを掲げるブランド『CRT』のディレクター。著書に『ボクのニッポンサーフィンサウンド』がある。今年6月1日には二子新地にて私設ミュージアム『さんかくなみ』をオープン。

番組概要

セカンドハンドへの関心? なりゆきリサイクルショップ・ツアー後に……。

これDOW!?

『これDOW!?』は“モノ”の番組。POPEYE Web開設当初から『POP-EYE MEETING 編集会議』というのんきな雑談番組があるんだけど、そちらではあまり話せない趣味の話を中心に、スタッフらが本当に好きなものだけが詰め込められたサブチャンネル的立ち位置。様々なゲストやPOPEYE Webクリエイティブチームの面々がモノを持ち寄り、モノの周りにモワ〜ンと漂う想い出話やこだわりなどについて雑談中です。ときにはモノを作ってみたりもね。番組アートワークは現代美術作家の加賀美健さん、番組ナビゲーターはPOPEYE Webクリエイティブディレクターの国分優さん。POPEYE Web制作の他番組は以下より。

ピーター・バラカンのプロテスト・ソングあたりから始める政治の話。

POP-EYE MEETING 編集会議

山田ルイ53世の、あの頃のブックエンド。(ラジオ局ベイエフエムとのコラボ企画。)

どのみち毎日食べるから。by 土井光

BGM配信 TOWN TALK RADIO

映画監督・黒沢清と篠崎誠のホラー対談。

車で行こっか。Supported by KINTO

徹の部屋

岡宗秀吾のオカルト事件簿

まなびじゅつ

スモールアレイ・チャット