カルチャー
そろそろ『Actual Source』の正体をちゃんと知りたくない?【前編】
ACTUAL SOURCEはこんな本を出版しているよ!
2023年10月31日

いざアクチュアルソース(AS)の本の旅へ! と調べたらその拠点はユタ州プロボ。初耳の街だった。彼らのオフィス兼ストアはこぢんまりとしたダウンタウンの北東の端。ひっそりと佇む築100年の建物をレコード屋とシェアする。山に囲まれたカレッジタウン、と二人はこの街を言い表す。でもなぜプロボ?


ジェイピー・ ヘイニー
JP Haynie/co-founder
ジェイピー・ ヘイニー|1986年生まれ。ユタ州で生まれ育つ。グラフィックデザインに出合う以前に印刷会社に勤めていたことも。プライベートでは音楽活動やBMXにハマり、プロボの街と山が遊び場だった。古本屋とレコード屋巡りが好きで、初来日した際には京都の古本屋で田中一光のデザイン書を購入したのがいい思い出。

デイビス・ンガルーペ
Davis Ngarupe/co-founder
デイビス・ンガルーペ|1982年、ハワイ生まれ。南太平洋のクック諸島で幼少期を過ごし、7歳でカリフォルニア州に移り、スケートボードと出合う。『Thrasher Magazine』を定期購読していた。雑誌好きで、現代アートの捉え方のみならず、デザインや装丁など最も影響を受けた雑誌はミラノ発の『KALEIDOSCOPE』。
誌上初公開! 『Shoplifters』の全10巻が完全集結。

Shoplifters Vol. 1~10
ASの誕生のきっかけを作ったと言っても過言ではないだろう『ショップリフターズ』シリーズ。今では幻に近いVol.1は2013年に出版。コンテンツは「オーリーショットを集めたスケーターフォトブック」だった。Vol.2以降はコンテンポラリー写真家、3からはタイポデザイナーやグラフィックデザイナーを特集した最新号に近い形式を取りながらも、アイデンティティはあえて決め込まず、毎号、判型や紙質、タイポグラフィーを変える挑戦を試みてきた。ちなみに初期の頃と現在とで、彼らのデザインチーム名が異なる!?
2人の写真家の偶然と交錯。

Vantage Point
Mårten Lange and Daniel Everett
2人の写真家、米国のダニエル・エバレットとデンマークのモルテン・ランゲによる、東京のビルや風景の写真集。企画の始まりは、同じ新宿のビルを全く同じ場所・角度から各々に撮影していたという偶然の発見から。その後、それぞれが旅した東京の風景はオーバーラップや対峙を編み出しながら、僕らの見慣れた街を多層的に見せている。
前衛的ビジュアルとエッセイで描く〈ナイキ〉の近未来。

Nike: No Finish Line
〈ナイキ〉の今後50年のデザインにおける未来予想図をまとめた記念すべきペーパーバックは、ASが出版レーベルを務めた一冊。ナイキのチーフ・デザイン・オフィサーによる序文から始まり、作家ジェフ・マノーによるフィクション、サム・グロウによる一連のエッセイは、来たる数十年のナイキのスポーツ研究、テクノロジー、製造にまつわる主要なデザインシフトについて描かれている。
盟友ハッサンの実験的アートをASが一冊に。

Board Book 2
Hassan Rahim
〈ハーマンミラー〉や〈ナイキ〉をクライアントにもつアーティスト/グラフィックデザイナーのハッサン・ラヒムの目玉アートの連発! 本の角の丸みや、紙の厚さ(1.5㎜厚のボード紙)などが、ベルリンのプロダクトスタジオ「NEW TENDENCY」とASが共同開発したブックエンドのサイズと同じというユニークなシリーズの第2弾。
インフォメーション

ACTUAL SOURCE
アクチュアルソースの本をはじめ、アパレル、ホームグッズなどが一堂に揃う。ユタ州最大の都市、ソルトレイクシティから車で45分ほど。
◯E 500 N #103, Provo, UT USA 10:00~18:00 金~日休
Official Website
https://actualsource.org/
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