ソウルの薫陶を受ける、
クィアカルチャーの発信基地。

「ソウルでクィアの専門書店に出合い、東京にはこういう本屋がないと気づいたのがこの店を始めたきっかけ」とは、かねてから韓国に通うグラフィックデザイナーの潟見陽さん。自宅兼作業場でもあるアポイントメント制の本屋『ロンリネスブックス』の店主でもある。部屋中に所狭しと並ぶのは、その“クィア”な本。
「クィアとは性的マイノリティ全体を包括的に表した言葉。元は“奇妙な”といった意味を持つ侮蔑語ですが、近年は自称する人も増え、広義には性に限らず“変わり者”とポジティブに使われるようになっています」
棚には、性的マイノリティを主題にした小説や当事者たちによるパワー溢れるアートブックはもちろん、韓国や台湾など東アジアで注目される写真集や映画本も。きっと未知との遭遇があるはずだ。



PICK UP

左/台湾の写真集『Father’s Videotapes』。ゲイである写真家が、同じくゲイの父が残したビデオを元に制作。

左/同性の恋人を殺した主人公を描く台湾の作家・陳思宏の『亡霊の地』。
インフォメーション

loneliness books
予約が必須(無料)。予約は1時間単位。確定後にお店の所在地を教えてもらえる。19:00〜21:00、土15:00〜20:00 日〜水休
Official Website
https://coubic.com/lonelinessbooks/booking_pages