カルチャー

山田ルイ53世の、あの頃のブックエンド。Vol.1

PODCAST

2022年4月14日

dj: Rui Yamada 53th
cover design: Katsuyoshi Mawatari
director: Tomoyuki Sasaki
text: Nozomi Hasegawa

お笑い芸人、山田ルイ53世さんによるポッドキャスト番組「山田ルイ53世の、あの頃のブックエンド。」人生の節目の印象に残っている本と、本棚の仕切り・ブックエンドをかけて、10代、20代、30代、40代、それぞれの時代・節目に読んだ本やその頃のエピソードを4回に渡って配信します。第1回は10代の頃に読んだ本のお話。

『風と木の詩』全10巻
竹宮惠子(著)

『風と木の詩』 竹宮惠子(著)
19世紀末のフランス。主人公のジルベールとセルジュを中心に、アルルのラコンブラード学院の寄宿舎で繰り広げられる、少年達の友情や愛憎を描いた物語。
山田ルイ53世の中学時代

勉強や部活を頑張りすぎた結果、中学2年の夏に突然引きこもりになってしまった山田さん。学校に通うのも社会に溶け込むのもままならない状態は6年も続いたんだとか。虚無感に襲われる日々の中、テレビで流れる成人式のニュースを見て「同世代に完全に置いていかれる」という焦りが生まれ、大学進学を目指して勉強をすることを決意。大学入学資格も取得し、晴れて大学生となった山田さんが、訪れた古本屋でふと見つけたのが『風と木の詩』だった。なかでも主人公の同級生で、何度も留年を繰り返すパスカルの人生の捉え方にハッとさせられたという。果たしてその内容とは? 視聴は以下のリンクからどうぞ!

プロフィール

山田ルイ53世

やまだ・るい・ごじゅうさんせい|1975年生まれ、兵庫県出身。ルネッサーンスのフレーズと乾杯漫才でお馴染みのお笑いコンビ・髭男爵のツッコミ担当。主な著書に『ヒキコモリ漂流記完全版』(角川文庫)、『一発屋芸人の不本意な日常』(朝日新聞出版)、『パパが貴族』(双葉社)、『一発屋芸人列伝』(新潮文庫)がある。ラジオ局bayfmの「シン・ラジオ」木曜日担当のヒューマニスタとして登場。