カルチャー

7月はこんな映画を観ようかな。

異常に暑い夏の始まりにふさわしい4作。

2022年7月2日

『わたしは最悪。』
ヨアキム・トリアー(監)

『わたしは最悪。』
ヨアキム・トリアー(監)
(C)2021 OSLO PICTURES – MK PRODUCTIONS – FILM I VAST – SNOWGLOBE – B-Reel – ARTE FRANCE CINEMA

学生時代は成績優秀で、アート系の才能も文才もある。容姿も端麗だ。だからこそなのか、にもかかわらずなのか、“何”かになりたいんだけど、“何”になったらいいのかわからない。本作が描くのは、そんなアラサー女性ユリアの人生のもがき。いやはやリアルだわぁ。この手の“贅沢な悩み”を抱えている人は、とりあえず観るべし。全国順次公開中。

『X エックス』
タイ・ウェスト(監)

『X エックス』
タイ・ウェスト(監)
(C)2022 Over The Hill Pictures LLC All Rights Reserved.

舞台は1979年のテキサス。一攫千金を目指して自主映画を作らんとする一行が、史上最高齢の殺人鬼夫婦が住む屋敷に足を踏み入れてしまう……という、ありきたりと言えば言えないこともない設定のホラーなんだが、なーんかところどころ洒落ているのだ。調べてみたら、製作はA24。さすが! 7月8日より全国公開。

『グレイマン』
アンソニー&ジョー・ルッソ(監)

『グレイマン』
アンソニー&ジョー・ルッソ(監)

“シエラ・シックス”のコードネームを持つ元CIA工作員のジェントリーが、組織の暗部に触れてしまったがために、元同僚に命を狙われる。ジェントリーを演じるのは、実写版バービーでケン役を担うことになり、SNS界隈をめちゃめちゃ賑わせているライアン・ゴズリング。いやはや映える! 7月22日よりNetflixで独占配信。

『危険な関係』
ラシェル・スイサ(監)

『危険な関係』
ラシェル・スイサ(監)

SNSより読書を愛するティーンのセレーヌが、フィアンセのいるパリを離れてビアリッツの学校に通うところから物語は幕を開ける。彼女はそこで、デンジャラスな魅力にあふれる、サーファーのトリスタンに出会うのだが……。7月8日よりNetflixで独占配信。