正直、この個展の副題「母の血、ワイン、チョコレート、アルコール、アルコール、アルコール」の惹きはすごい。母本人の血なのか、それとも母から受け継いだ血を指すのか。そしてワイン、チョコレートの後に繰り返される「アルコール」の文字からは、なんとも言えない生々しさを感じる。
倉敷安耶は、作品を通して自己と他者、共同体との関係を探究するアーティスト。宗教を主題とした名画に、ウェブ上の画像や自身が撮影した写真を組み合わせたコラージュを制作し、キャンバスへと転写する。今回の企画展では、京都市京セラ美術館の所蔵作品をモチーフにした新作を発表。京都の美術という大きな流れのなかで語られてきたものに、自身の身体的経験や感覚を重ねることで、個人の記憶と歴史のあいだに新たな関係を立ち上げていく。注目の展覧会だ。
インフォメーション
倉敷安耶:女が生まれて、女が死んで、——母の血、ワイン、チョコレート、アルコール、アルコール、アルコール
会場:京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124)
会期:2026年5月30日(土)~2026年8月30日(日)
休館日:月曜日
時間:10:00~18:00
料金:無料
Official Website
https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20260530-20260830
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