カルチャー
「Black Country, New Road」が教えてくれた春に聴きたい60曲。【後編】
POPEYE MUSIC FORUM Vol.14

これDOW!?
cover design: Ken Kagami(DOW!?)
jingle: Metoronori(MUSIC FORUM)
special thanks: Black Country, New Road
coordination & translation: Ayumi Taguchi
edit: Yu Kokubu
2025年4月4日

引き続き、今月は「Black Country, New Road」のメンバーによる特別編! 春に鼻歌を歌いたくなるマリア・マルダーの歌声、最近一番聴いてる「Horsegirl」の新譜、ロンドンにある「好きなレコード店」や「初めて買ったCD」の話……etc 後編でも素晴らしい音楽をたくさん教えてくれています。ページ下のインフォメーションには載せたけど、何はともあれ新作『Forever Howlong』の発売をみんなで待とう! 僕らはTシャツ付きにしようかな!
↓ ポッドキャストの視聴はこちらから! ↓
※ポッドキャスト内で楽曲は流れません。サブスクにもあるけどもしも素敵な出合いがあったらレコードやCDで探してみてね!
選曲者
Black Country, New Road
01-今の自分にインスピレーションを与えてくれる曲は?
ルイス:このアルバムのソングライティングは本当に素晴らしいと思います。兄妹の掛け合いのようなボーカルも大好きです。彼らみたいにメロディを書けるようになりたいですね。
ジョージア:超テンションが上がる曲!自分が書いた曲だったらなぁって思っちゃいます。
チャーリー:かなり新しいバンドなんですが、僕にとってはめちゃくちゃ良いバンドです。自分の感覚にピッタリで、彼らの音楽は本当に好き。聴いてると演奏したくなります。
02-お散歩中によく聴く曲は?
ルイス:この曲は本当に気分を良くしてくれるんです。特に終わりの部分が素敵で、良い散歩にぴったりなハッピーな気分にしてくれます。
ジョージア:オーディオブックを聴くのが好きです!今聴いているのはMadonna: A Rebel Lifeという本。もう18時間聴いて、あと23時間残っています。
チャーリー:このバンドの曲は何でもいいです。どれも軽やかで、空気のように軽やかだけど、生命力に満ちていて、散歩するのが楽しくなります。
03-Black Midiとの交友関係が良く挙げられますが、彼らの好きな曲は?
ルイス:Black Midiには素晴らしい曲がたくさんありますが、この曲はずっと心に残っています。聴いていると、これまでで一番感情が揺さぶられました。
ジョージア:”she moves with a purpose”というフレーズ。アイコニックですよね。
チャーリー:選ぶのが本当に難しいですが、『The Defence』と『Slow』の間で迷います。どちらもBlack Midiの異なる側面を表していて、僕がずっと好きだった部分です。
チャーリー②
04-青葉市子さんとフェスで共演されていましたが、彼女の曲で一番のお気に入りは?
ルイス:これは青葉市子さんの曲で初めて聴いたもので、ずっと心に残っています。幸せな時期を思い出させてくれる曲です。
ジョージア
チャーリー:青葉市子さんの音楽が大好きです。彼女と共演できたのは本当に素晴らしい経験で、特に過去に聴いていた彼女の曲で演奏できたことが嬉しかったです。お気に入りはおそらく『Pilgrimage』ですが、気分によって変わります。
05-betcover!!が好きだという噂を聞きましたが、好きな曲は?
ルイス:この曲はカオティックですが、すごく楽しくて、気取らない感じがいいんです。この曲を聴くと、彼らと一緒に過ごせたら楽しそうだなと思います。
チャーリー:彼らは僕が今まで観た中で最高のライブバンドの一つです。彼らの音楽を聴いたことがなかった状態で観たのがとても面白かったです。『時間』からの曲はどれも素晴らしいと思います。









06-クラシック音楽で好きな曲は?
ルイス:少し定番かもしれませんが、この曲の神秘的な雰囲気が大好きです。まるで悪の天才になった気分で、誰にも気づかれずに世界を支配しているような感じがします。
ジョージア:前に挙げたラヴェルの『弦楽四重奏』、またはドビュッシーの『唯一の弦楽四重奏(Gメジャー)』!
ジョージア②
チャーリー:これも春に聴くべき最高の音楽で、アメリカをドライブしながら聴くのにもぴったりです。
07-ロンドンの好きなレコード店はありますか?最近ゲットした1枚のお気に入り曲を教えてください。
ルイス:Sounds of the Universeは本当に良いレコードショップです。彼らのソウルジャズのコンピレーションは、素晴らしい音楽に出会わせてくれました。
チャーリー:『Gower St Records』という、Gower Streetの大きなWaterstonesの中にあるお店。店主の方がとても親切で、どんな音楽でも楽しく会話ができます。最後にそこでゲットしたのは、『Did You Know That There’s A Tunnel Under Ocean Blvd』(Lana Del Rey) です。
08-新譜の発表が楽しみです!ちなみに4月に聞きたい曲は?
ルイス:この曲を聴くと、春の掃除や暖かい天気を思い出します。
ジョージア:窓を開けて聴くのにぴったりな音楽です。
09-今回のアルバム『Forever Howlong』にはプロデューサーとしてジェームス・フォードが参加していますが、彼が手がけた曲で印象的なのは?
ルイス:特にこの曲のジェームス・フォードのプロダクションは本当に特別だと思います。曲の中にたくさんの要素が同居しているのに、それぞれの音がちゃんと聴こえるようにうまくまとめています。ベス・ギボンズも大好きなので、彼女と密に仕事をしている人と一緒に仕事ができてすごくワクワクしました。
ジョージア:ヴォーカルのディレイが…大胆です。
『Do Me A Favour』は若いころから特に印象に残っています。また、『Humbug』のドラムサウンドも聴く価値ありです。
10-お別れに一曲お願いします!
ルイス:Microdisneyが大好きです。POPEYE Web読者のみんなも気に入ってくれるといいな。
ジョージア
チャーリー
今回「Black Country, New Road」が選んでくれた楽曲は「POPEYE」のSpotifyページにまとめておいたので良かったら聴いてみてね!
今回の選曲者

Black Country, New Road
ブラック・カントリー・ニュー・ロード(BC,NR)|2018年にイギリス、ケンブリッジシャーで結成された6人組のロックバンド。メンバーは、ルイス・エヴァンス(Sax)、ジョージア・エラリー(Vo/Vn)、チャーリー・ウェイン(Dr)、タイラー・ハイド(Vo/Ba)、メイ・カーショウ(Vo/Key)、ルーク・マーク(Gt)。2010年代終盤から2020年代初頭にかけて、サウス・ロンドンやダブリンを中心に巻き起こった何度目かのポストパンクリバイバルのシーンで注目を集めた。ルイスとジョージアとメイはロンドンのギルドホール音楽演劇学校出身で、クラシックとジャズを学んだメンバーと、独自で音楽を学んだメンバーが混在しているのが特徴。2022年にリリースした2ndアルバム『Ants From Up There』は、リリースの4日前にフロントマンのアイザック・ウッドが脱退するという出来事があったものの、全英チャート3位を記録。その年のフジロックでは、全曲新曲という挑戦的なセットリストで初来日公演を果たした。その見事な復活劇の一部始終を収録したのが前作にあたるライブ盤『Live at Bush Hall』(2023)。
インフォメーション

Forever Howlong
フォーエヴァー・ハウロング|最新作となるBC,NRの3rdアルバムでは、タイラー、メイ、ジョージアというBC,NRの女性メンバー3人がほとんどの楽曲でリード・ヴォーカルと作曲を担当。『Live at Bush Hall』で築き上げた、「バンドの中心は作らず、全員が同列で制作する」という方法にさらに磨きをかけて完成した作品。フォーク、プログレ、バロック・ポップ、オルタナティブ・ロックなど、多様なジャンルを取り入れつつ、1曲の中にこれまで以上に豊かなアイディアを詰め込んだという。プロデューサーには、アークティック・モンキーズやゴリラズの名作を手がけたジェームス・フォードが参加。CD、LP、カセット、ストリーミング配信で4月4日(金)に世界同時リリース。
そしてなんと、BR,NRの来日ツアーが決定!12月8日(月)大阪 BIGCAT、12月9日(火)名古屋 JAMMIN’、12月10日(水)東京 EX THEATERにて。彼らにとって2度目の単独ツアー、チケットの確保はお早めに!
詳細はこちらから!
アルバム
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14665
来日ツアー
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14883
番組出演者のプロフィール
プロフィール
コクブユウ
POPEYE Webクリエイティブディレクター。本番組のナビゲーター。「最近編集を担当した書籍『はじめの自炊帳』(著・土井光/マガジンハウス)が先日発売しました。ぜひ手に取っていただけたら嬉しいです。」
井出幸亮
いで・こうすけ|1975年、大阪府生まれ。編集者。POPEYE Webシニアエディター。古今東西のアーツ&クラフツを扱う雑誌『Subsequence』(cubism inc.)編集長でもある。本誌『POPEYE』(マガジンハウス)、『工芸青花』(新潮社)などさまざまな媒体で編集・執筆活動中。主な編集仕事に『ズームイン! 服』(坂口恭平著/マガジンハウス)、『ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと』(新潮社)、『細野観光 1969-2021 細野晴臣デビュー50周年記念展オフィシャルカタログ』(朝日新聞社)など。著書に『アラスカへ行きたい』(新潮社、石塚元太良との共著)がある。
内田稜真
うちだ・りょうま|2000年、神奈川県生まれ。大学在学中に「POPEYE Web」のスタッフらと出会い、そのままライターの道へ進む。最近は『Los Apson? 低空飛行の30年”?”』、『エフェメラを探して。』、『Goozen(グーゼン)という名のギャラリー。』など音楽をはじめアートや福祉などの記事を中心に執筆中。
田口愛弓
たぐち・あゆみ|編集者。大学卒業後、2020年にマガジンハウスに入社し、ポパイ編集部、ギンザ編集部を経て24年に退社。現在はクリエイティブ・エージェンシーkontaktに所属し、コンテンツ制作や媒体での執筆、編集を行う。POPEYE Webではファッション企画を準備中。
番組概要

これDOW!?
POPEYE Webの記事を眺めながら聴く『これDOW!?』は、モノをきっかけに編集者らがエデュケーションしていく番組。街をぶらぶらして偶然見つけたモノや取材時に出合ったモノを考察してみたり、タイトル通り「これDOWなんだろう?」といった価値のよくわからないモノなどを囲んで雑談中です。ときにはゲストと一緒にモノを作ってみたりもね(更新は不定期です)。メインチャンネル『POP-EYE MEETING 編集会議』もよろしくお願いいたします。
📩 メールアドレス
popeyeweb@magazine.co.jp
POPEYE Web制作の他番組は以下より。
ピーター・バラカンのプロテスト・ソングあたりから始める政治の話。
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