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喫茶店をいかにいつどう使うか。

TAIWAN CITY GUIDE

2024年6月18日

photo: Koukei Tei
coordination: Tsui-wen Chien
text: Tamio Ogasawara
2019年4月 864号初出

08:15
『蜂大咖啡』 – 西門

モーニングするならここ。台湾咖啡も飲めるしね。

 台湾にもいかにも雰囲気のいい喫茶店がある。朝起きたら一杯のコーヒーくらい飲みたいので、美味しい台湾産コーヒーを出してくれる京都の『スマート珈琲店』のような佇まいの『蜂大咖啡』に行ってみた。モーニング(100元)とおかわりがてら台湾咖啡(150元)を。合桃酥というくるみのクッキーはお土産に持ち帰った。

インフォメーション

喫茶店をいかにいつどう使うか。

蜂大咖啡

◯台北市萬華區成都路42號 8:00~22:00 無休

2019年4月時点の情報です。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

12:30
『優の咖啡』 – 中山

ランチするならここかな。何度見てもこれは魚定食だ。

 よくよく聞くと、結構な主食まで食べられるのが台湾の喫茶店文化で、『優の咖啡』の“の”が入るのは、日本語が入るとちょっとお洒落な気分になるからだそうだ。お母さんがいれば、ランチでなくとも塩加減抜群の魚定食(400~450元)が食べられるが、確実にお昼時に食べたくなる味だった。コーヒーはサイフォンで。

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優の咖啡

◯台北市中山區天津街61之1號 10:00~22:00、日~20:00 無休

2019年4月時点の情報です。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

19:40
『波麗路』 – 大稻埕

台湾の喫茶店というのは夕飯もしっかり食べられる。

 港町の大稻埕らしく洋楽喫茶として1934年に始まったのが『波麗路』(ボレロ)。現在はコーヒーの美味しい洋食屋さんである。伝統の味は初代考案の鴨のコンフィ(330元)で、波麗路特式咖啡(150元)も一緒に注文。毎日午後2時から5時は昔のレコードを流す名残あり。というか、内装が格好よすぎなので一度は行くべし。

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波麗路

◯台北市大同區民生西路308號 10:30~21:30 無休

2019年4月時点の情報です。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

23:25
『雪可屋』 – 暖州街

夜中までやっている最高に洒落た喫茶店もある。

 一日の最後にぴったりなのが『雪可屋』である。台湾大学のそばにあるので、学生も卒業生も多く、文化人もひとりの時間を夜遅くまで楽しんでいる。流れるジャズも心地よく、アイリッシュコーヒー(160元)が飲みたくなった。本当にいい気分。3色野菜の入ったミートソース(100元)もちゃんと美味しかった。

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雪可屋

◯台北市大安區溫州街86號 10:30~1:00 木休

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