ファッション

愛犬と一緒に働けるなんて幸せだ!

WORKING with DOG

2024年1月24日

STYLE SAMPLE '24


photo: Marina Mónaco
coordination: Yukiko Yamane
2024年2月 922号初出

ベルリンでは犬を仕事場に連れていくのに寛容というか、
それって普通だよね、みたいなオフィスが多いとか。
雑誌、劇場、アート系、音楽系の4つの職場を覗いてみよう!

Thomas Marecki
Thomas Marecki
『Lodown Magazine』Founder, Creative Director
Sweater: Ralph Lauren
Shirt: Les Deux
Pants: Uniqlo
Shoes: Red Wing
Cap: Edwin

Jiro
Collar: AniOne
Harness: Hunter
1歳半の相棒がいつも自分のデスクのそばにいてくれる。「子供の頃から狩猟犬が好きだったから出合えて嬉しいよ」

「自分のオフィスだし、愛犬はいつでも大歓迎」という『Lodown Magazine』のボスであるトーマス。スタッフが好きな時間に出入りできる、自由な雰囲気の職場だ。今日はソールを新調したばかりの〈レッドウィング〉のブーツをはいて、テリアのミックスであるJiroと一緒に雪の中を歩いてご出勤。ブリーダーは「eBay Kleinanzeigen」で見つけたそう。

Adina Bier
Adina Bier
「Fotografiska Berlin」Director of Retail & Guest Experience
Sweater: Lacoste
Pants: Lacoste × Golf Le Fleur
Shoes: GANNI
Cap: Sancerre
Eyewear: Ace & Tate

Caeden
Lead: Cloud7

「今日は“London-fog grandpa”をテーマに少しブルータリズムのひねりを加えたミックス」と、仕事着でもファッションを楽しむアディナは、昨年9月にオープンし大注目の美術館勤務。6歳になったけど「生まれつきのおじいちゃん犬」と評するイングリッシュ・セターのCaedenは、とても穏やかで優しい。今の職場に安らぎを与えてくれる存在だ。

Jill Elena Hamann
Jill Elena Hamann
「Volksbühne am Rosa-Luxemburg-Platz」Graphic Designer

Down Jacket: used
Shirt: Melisa Minca
Tie: used
Pants: Superconscious Berlin
Boots: Vagabond

Miso
Sweater: unknown

ジルが働くベルリンの劇場のオフィスは2〜3人ごとに部屋が分かれていて、ポメラニアンのMisoは同室の同僚とも仲良し。ここは他に8匹の犬がいるんだって。「エネルギッシュな子でたまにうるさいけど(笑)、職場で一緒だとリラックスできていい。仕事着は上品でスポーティなスタイルが好きで、Misoとパートナールックにするときもあるよ」

Sebastian von Brauchtisch
Sebastian von Brauchtisch
『HHV』Head of Marketing
Sweater: Uniqlo
Pants: Wood Wood
Shoes: Dr. Martens
Cap: New Era
Key Pack: Porter

Bernie
Collar: Molly and Stitch
Lead: Molly and Stitch

セバスチャンはドイツのレコード小売業のトップクラスで、アパレルも扱うクールなストア『HHV』の本社勤務。いつも壊れるまで履いて新調する〈マーチン〉の3ホールと同様に、8歳のラブラドール・レトリバー、Bernieとは長い関係だ。「彼女がいるとやる気が出るし皆がポジティブになるけど、犬も居心地よく感じる職場だということも重要だね」