特集「シティボーイの部屋。」

NO.911

2023年2月8日

毎年恒例の、ポパイのインテリア特集。
今回も新生活がスタートする直前に、
居心地のいい部屋を作るためのアイデアがたくさん見つかる1冊です。
世界中・日本中の素敵な部屋をたっぷりと徹底取材!

いろんな部屋にお邪魔して思ったのは、いつものことながら「やっぱりその人らしさがよく出ている方がいいね」ってこと。面白い部屋っていうのはたいてい隅々まで見どころが満載で、「ここに置いてあるのは何だろう?」「ここはどうなっているの?」なんて、気になる箇所がたくさんあるものだ。一見バラバラのようでいて統一感のある物と配置は、「自分は何が好きか」をずっと考え続けた結果、そう思わせる説得力に満ちている。自分の部屋だし自由にやろう。せっかくだから個性全開の部屋を作ってみよう!

世界の部屋。

さて、まずは世界中の10都市・12組の自宅を眺めてみよう。現代美術家のライアン・ガンダーやステファン・マルクス、アレキサンダー・ジラードのお孫さん、タイラー・ザ・クリエイターなど世界のヒップホップアーティストが注目するストックホルムのポップな家具デザイナー、NYからは〈SUPREME〉のヘッドデザイナーや、デムナ・ヴァザリアの家にそのカラフルな作品がある多彩なアーティストなどなど。ポップな色使い、物の組み合わせの妙、気配りが行き届いたディテールワーク、「家は住む人の『心の風景』だ」なんて名言なんかも、参考になることがいろいろ。僕らも自由にやって快適に暮らしたくなるね。

日本の部屋。

じゃあ日本で暮らすシティボーイたちの部屋はどうなのか? 今回は全国津々浦々、都心も地方も探し回って、東京、神奈川、京都、岡山、鹿児島、沖縄を取材。今の時代、どこでどう暮らすのかは自分の気持ち次第だし、自由にマイ・ライフ&マイ・ルームを謳歌したいよね。都内のマンションでコンマリもびっくりなカルチャー全開の部屋を作ったり、移住したら畳があらゆるテイストを受け入れる包容力があることに気付いたり。

MY CHAIR, MY LAMP. 買ってよかった、椅子と照明。

住みたい部屋のイメージができてきたら、お次は、家具のことを考えてみよう。
数ある家具のなかでも、住む人の個性が表れるのって椅子と照明じゃないかと思う。
ところで、いい椅子と照明って何なんだろう? その答えが知りたくなって、
6人の先輩たちに、これからもずっと使い続けたい愛用の名作を教えてもらった。

はじめての部屋には、こんなインテリアを置きたい。

どんな部屋に住むかは、言い換えてみれば、何を選んで、どこに置き、どう飾るかってこと。思う存分好きなものを置けたらいいけれど、今のところ、部屋の広さとお財布には限りがあるので、どうやらちょっと工夫が必要だ。まずは気の利いたスツールがあると良さそう、とか、部屋の主役は照明なんじゃないか、とか。北欧の布を選んで自分でカーテンを作ってみたり、ストリートブランドのお香をオブジェ感覚で飾ってみたり。これから部屋作りを始めるなら、こんなインテリアを選びたいよねってものを、たっぷり13ページのカタログにまとめました。春の模様替えのお供にも!

発売中!

POPEYE 3月号「シティボーイの部屋。」

いつものように世界の部屋、日本の部屋といった実例をたっぷりリファレンスにできるのはもちろん、今回は内装デザイナーたちの視点やテクニックを紹介する「プロから学ぶ、部屋づくり」、リサイクルショップや無名のヴィンテージ家具から良品を見つけ出す「古着のように家具を探してみないか。」といった企画も。お金をかけるよりもアイデア重視で、気分のいい部屋を作ろう!