LIFESTYLE

お邪魔します!世界の部屋 / MILANO

2022.02.26(Sat)

photo: Frankie Vaughan
illustration: Kazuhiro Ishihara
coordination: Kiyoe Sakamoto
edit: Hiroko Yabuki
2022年3月 899号初出

イタリアンポップってこういうこと?
カラフル一直線な写真家の部屋はデザインと色の見本市のよう。

-DISPLAY SHELF-

Delfino Sisto LegnaniーPhotographer / Furniture Brand
「「NM3」Owner デルフィーノ・シスト・レニャーニ|1985年、ミラノ生まれ。ミラノ工科大学で建築を学んだ後、写真家ラマック・ファゼッラのアシスタントを経て、インテリア雑誌『DOMUS』のフォトグラファーに。仕事で数多くのインテリアの展示会へと足を運んだことがきっかけとなり、展示用の家具を扱う自身の会社「NM3」を設立。二足のわらじを履いて精力的に活動する。
「一番面積が大きくて作品がキレイに見える」とリビングの壁にはエットレ・ソットサスとナタリー・ドゥ・パスキエの作品を。どれもこの10年で集めたのだそう。レコードコレクターでもあり、キング・タビーやジョン・ホールが好き。最近はエチオピア音楽にもハマり、“エチオ・ジャズ”の生みの親、ムラトゥ・アスタトゥケをよく聴いている。床のキリムは両親が持っていたもの。

 “家族代々受け継ぐミラノの家”なんて聞くと正直身構えてしまうけれど、いざお邪魔してみたら、予想したよりも断然アップビートな家だった。そこかしこに飾られた〈メンフィス・ミラノ〉の家具やアートに、機材店で頼み込んで譲ってもらったカメラ関連のオブジェ。よく見ると仏像やフラミンゴ、謎の石たちのようないわくありげなモノもちらほら。これぞイタリアンポップな部屋に、スピリチュアルなモチーフにも興味があるデルフィーノらしさが添えられているというか。「家具は撮影したときにデザイナーからもらうことも多いんだ。だから正直統一感はないけど、彼らへのリスペクトの証しとして使ってるよ」。それもインテリアフォトグラファーの特権!?

-KITCHEN-

キッチンのユニットはシルバーで統一。棚には両親が集めた1930~’50年代の陶器や〈Bitossi+Hey〉のオブジェが。天井近くのポラロイドの飾りはおそらく1970年代のもの。通っていたカメラ店が閉店するときにゲットした。

-LIVING ROOM-

スリーシーターのソファを対面で置ける広さが羨ましい。オレンジは〈デパドヴァ〉グレーは〈DESIGN REPUBLIC〉。テーブルは自身が手掛ける〈NM3〉のもの。

-BATH ROOM-

風呂場もデコりたい派。インドで買った仏像や父が遺した1920~’30年代の陶器など。フラミンゴはよく見ると2羽いるね。

-DINING-


PC作業の定位置だというダイニングスペースは、ジョージ・ソーデンがデザインした〈メンフィス・ミラノ〉のパレスチェアを2脚置いて、間仕切り代わりに。ウッドの床材に切り替わりナチュラルな雰囲気だ。テーブルは〈Plinio il Giovane〉。

House Layout

AREA |ミラノ・サンタンブロージョ
SPACE |2LDK  250
REMARKS |推定1800年代築。玄関を隔てて左右にリビングがある間取り。家族が所有する建物で親戚一同が住む。市内の閑静な住宅地で最後の晩餐で知られる教会の近く。

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