涼風とともに、鈴虫やコオロギの声が聞こえたら夏の終わりの合図。いつの間にか過ぎてゆく夏に喪失感を感じる前に、夕涼みと秋支度を兼ねて「虫ききの会」に行くのはいかがだろうか。向島百花園で江戸時代から続く伝統行事で、期間中は21時まで開園しており、絵灯籠が灯る風情豊かな夜の庭園を、虫の音と一緒に鑑賞できる。
この行事の始まりは、百花園を造園した江戸の商人・佐原鞠塢(さはらきくう)を供養する「虫はなち会」まで遡るそうだ。仏教の不殺生の教えに由来し、捕らえた生き物を山や野、池などに放ち供養する「放生会(ほうじょうえ)」の”虫版”「虫はなち会」がその起源とされている。本行事ではそんな「虫はなち会」にちなんだ、かごに入った虫を放す「放虫式」を体験できるほか、虫の展示や葉っぱを使ってその姿を工作する「虫細工教室」なども予定されている。江戸時代から変わらず夜に涼やかな音を奏でてくれる虫に感謝して、今年の夏を締めくくろう!
向島百花園を含む都立9庭園(旧岩崎邸庭園、清澄庭園 、向島百花園、旧芝離宮恩賜庭園、旧古河庭園、小石川後楽園、浜離宮恩賜庭園、六義園、殿ヶ谷戸庭園)では、日差しが強くなる夏季期間中、和傘を無料で貸出中(〜9/27まで)。日中の庭園さんぽも楽しそう!
インフォメーション
虫ききの会
会期:2026年8月27日(木)~8月30日(日)
場所:向島百花園
時間:9:00~21:00(最終入園は20:30)
入園料:一般¥150、65歳以上¥70
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
Official Website
https://www.tokyo-park.or.jp/park/mukojima-hyakkaen/news/2026/2026_8_27_8_30.html
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