『ガロ』で数多くの漫画を発表し、『村上朝日堂』や『中国行きのスロウ・ボート』など数々の村上春樹作品の装丁も手がけた安西水丸さん。エッセイや絵本の共著でも知られ、イラストレーターの枠にとどまらず、小説、漫画、絵本、エッセイ、広告など多彩な分野で活躍した。その40年以上にわたる全仕事を一挙公開する展示が立川の『PLAY! MUSEUM』で開催中だ。
会場には代表作の原画に加え、作品のモチーフにもなったスノードームや、中国の悲恋の物語を描いた英国のアンティーク陶磁器・ブルーウィロー、アメリカンフォークアートなどの民芸品、丸ペンや万年筆といった仕事道具も並ぶ。さらに、夏目漱石や宮沢賢治、太宰治ら日本近代文学の名作を収めた文学全集全87冊の装画制作の様子を記録した映像も見ることができる。
もうひとつの見どころが、全長約50mの楕円形展示室に並ぶ「ホリゾン」シリーズ約80点。画面を横切る一本線を描き続けたこのライフワークの原点は、幼少期を過ごした千葉県千倉の海にある。その海の映像も上映され、初期から晩年まで描き続けた作品と原風景が一本の水平線のようにつながるこの空間ならではの展示演出も必見。見どころ満載の展覧会は7月12日まで! 足を運ぶしかない。
インフォメーション
イラストレーター 安西水丸展 ぼくのあそび I DRAW TO PLAY
会期:2026年5月20日(水)〜7月12日(日)
休み:無休
開館時間:10:00-17:00(土日祝18:00)入場は閉館30分前まで
会場:PLAY! MUSEUM 東京都立川市緑町3-1
GREEN SPRINGS W3棟 2F、3F
入場料:一般1,800円/大学生1,200円/高校生1,000円/中学生600円/小学生600円/未就学児無料
*障がい者割引、立川割など、各種割引あり(併用不可)
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