”サブスタンス”とは、劇中に登場する怪しい再生医療の名前で、施術すると自分の背中の皮を破り、意識の異なる若い自分が生まれるというもの。本作は加齢により仕事がなくなった元”美人女優”のエリザベスが、これに手を染めたことから幕を開ける、ポップでカラフルなボディホラーだ。エイジズム、ルッキズム、セクシズム……現代社会をめぐる問題が”増し増し”で投入された本作において、エリザベスはまさに二郎系アブラのような姿に変貌していく。そんな役を、実際のキャリアを通してこれらの問題と向き合わざるを得ず、節目ごとにいろんな意味で体当たりの演技に挑んできたデミ・ムーアが演じているんだから、ある種の感動を禁じ得ない。5月16日より公開。
呉屋慎吾「En Route by ALBUM」に行く。
インディペンデント・マガジン『.OWT.』を手がけるほか、本誌『POPEYE』をはじめ、ファッション、広告、建築などの分野でも多岐に渡り活躍する写真家・呉屋慎吾さんによる個展が開催中だ。ダイナー、工...
『マテリアリスト 結婚の条件』が気になる。
ジェントルマンな金持ちか、貧乏だけど夢に向かって生きる俳優志望か。恋愛における古典的な二者択一を迫られる婚活カウンセラー、ルーシーをめぐる王道のロマンチック・コメディ。そういえば、監督のソンは前作『...
『スマッシング・マシーン』を観る。
”サフディ兄弟”名義をジョシュと解消したベニーが、にもかかわらずジョシュの『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』と同じく、日本が重要な役割を果たすアスリート映画を作ったのは偶然なのか必然なのか。そん...
『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』を観る。
世界に名を轟かせるマジシャン集団が、新たなメンバーを起用しつつ、とあるミッションに挑む姿が描かれる。『オーシャンズ11』シリーズみたいな、それぞれに得意分野を有する集団が何かの作戦に講じる映画が好き...
『森英恵と映画衣裳―― 日本映画の革新と軌跡』を読む。
幸か不幸か、今やお茶の間ではモデル姉妹の祖母としての印象が強い森英恵。しかし、本書を読むと、彼女が日本映画に残した功績は計り知れないことがよくわかる。まさか、小津安二郎とも関係があったとは! ¥4,...