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【#4】あの頃の武田鉄矢さん

執筆: ユースケ(ダイアン)

2022年1月30日

どーもダイアンユースケです。
今回が最後のコラムとなります。

今回は、僕の大好きな武田鉄矢さんについて。厳密に言うと僕は若い頃の武田鉄矢さんが大好きです。あのツヤツヤの頃です。
金八先生だと第2シリーズまで。第2シリーズは、校内暴力をテーマにした『腐ったミカンの方程式』です。これは最高の作品で、見ていない方は、どうにかして見て欲しいです。『刑事物語』もめちゃくちゃ最高の作品です。

武田鉄矢さんの何がすごいかというと、当たり前ですが、あの演技力です。演技力が素晴らしい方は“お笑いも出来るんだな”と、武田鉄矢さんを見て気付かされました。何気ない描写、表情、言い方、動きが素晴らし過ぎるのです。

『思えば遠くへ来たもんだ』という映画があります。これは、金八先生の原型になったと言われている作品で、武田鉄矢さんは金八先生と同じ先生役です。何が起こるわけでもないんですが、すごく良い映画です。この中で僕が好きなシーンが、武田鉄矢さんは転任して来て柔道部の顧問になるんですが、柔道部のやんちゃな部員達が、組手の練習でわざと先生を痛めつけてやろう、と足を掴んで倒すシーンがあります。その時の武田鉄矢さんのコケ方が素晴らしいのです。

すごく面白いコケ方をします。あれって「どういうのが面白い」っていうビジョンがしっかりあって、そしてそれがちゃんと面白い。僕なんかが言うのは生意気ですが、そういった、細かいけど素晴らしいシーンと演技が武田鉄矢さんには随所にあるのです。そんなシーンを見るたび、僕はまた違った意味で感動してしまうのです。幸福の黄色いハンカチもそうです。名作なんですが、ちゃんと面白シーンもある。

見てない方は是非とも見て欲しいです。
それが最後に言いたかったのです。
ツヤツヤ武田鉄矢は最高です。
ではまた。

プロフィール

ユースケ(ダイアン)

ユースケ(ダイアン) | ユースケと津田篤宏により、2000年に結成されたお笑いコンビ・ダイアン。主に漫才を披露し、2009年「上方漫才大賞」第44回 新人賞、2007年、2008年と「オートバックスM-1グランプリ」決勝進出を果たすなどの実力派。芸歴18年目の2018年4月に東京へ上京。同年、「上方漫才大賞」大賞を受賞した。2020年4月にYouTubeチャンネル「ダイアン公式チャンネル」開始。2021年10月-11月に20周年単独ライブツアー『まんざいさん』を開催。