TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
LIFESTYLE

【#2】バイク

2022.01.16(Sun)

どーも、ダイアンユースケです。
僕は、車やバイクが好きです。今日はバイクについて。

初めての免許は、高校2年の時、友達と取り行った原付。SUZUKI「セピアZZ」というスクーターをめちゃくちゃ親にお願いして買ってもらい、少し大人になった気分でした。
その後は、中型二輪の免許も取り、いろいろなバイクに乗りました。芸人になるために大阪に出て、バイクから離れた時期が10年近くありました。その間地元で一緒にバイクに乗っていた友達は、みんな大型の免許を取り、ハーレーやトライアンフなどに乗るようになっていました。羨ましい。「自分も大型に乗りたい」と心の中ではずっと思っていました。

そして、念願の大型二輪の免許を取りに教習所に通えることになりました。かなり久しぶりの教習所通いがちょっと楽しみでもありました。最近の教習所は、バイクに乗るときに、透明のプロテクターを装着するというルールがあります。万が一、転倒しても大丈夫なように。簡単に言うと、上半身だけ透明な剣道の防具のような物を付けるのです。これを付けていれば安心です。

教習は順調でした。
しかしひとつ気になることがありました。いや、気になるやつがいました。
よく教習所で一緒になる、僕と同い年ぐらいの男性です。彼も大型二輪の免許を取りに来ていました。こいつが嫌な感じなんです。

上下デニムで、「とんかつ」ぐらいデカいバックルをしている。初めて見た時は「ダサっ、バックルでかっ」と瞬時に思いました。喫煙所でもよく一緒になったのですが、いつもツンケンして、なぜか殺気立っていました。何で殺気だつねん。教習所やぞ。

教習中もこいつは調子に乗っていました。
教習所のバイクはランプがたくさん付いていて、一速の時は青のランプがつき、二速の時は緑のランプがつき…という感じで、今どのくらいの速度で走っているかがひと目で分かるようになっているのです。教習所のコースなんて入れても三速なんですが、とんかつバックルはいつも四速、五速のランプが付いていたのです。あいつ、また五速で走ってるやん。腹立つで。教官が三速までって言うてたやろ。

その日の教習が終わって、僕はすぐ近くのコンビニに寄りました。すると教習所終わりのとんかつバックルが、コンビニの前を道を歩いて帰っていました。その姿を見て途端に僕は嬉しくなりました。なぜかというと、とんかつバックルは、透明のプロテクターを外すのを忘れ、装着したまま帰っていたのです。
「え?外すの忘れとる!恥ずかしっ!北斗の拳やん!」
いつも調子に乗っているとんかつバックルのミスが僕には嬉しくて仕方ありませんでした。やったー!

・・・こんなことを書きたかった訳ではありません。もっとバイクのこと書きたかった。僕は無事に大型二輪の免許を取り、今は大型の国産旧車に乗っています。安全に乗ればバイクは素晴らしいです。おそらくとんかつバックルは、今日もどこかでバイクに乗ってることでしょう。

プロフィール

ユースケ(ダイアン)

ユースケ(ダイアン) | ユースケと津田篤宏により、2000年に結成されたお笑いコンビ・ダイアン。主に漫才を披露し、2009年「上方漫才大賞」第44回 新人賞、2007年、2008年と「オートバックスM-1グランプリ」決勝進出を果たすなどの実力派。芸歴18年目の2018年4月に東京へ上京。同年、「上方漫才大賞」大賞を受賞した。2020年4月にYouTubeチャンネル「ダイアン公式チャンネル」開始。2021年10月-11月に20周年単独ライブツアー『まんざいさん』を開催。
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