ファッション

春の軽快な装いにデカいレザーバッグを。

2026年3月16日

僕の着倒れ東京案内。


photo: Shunsuke Shiga
styling: Eriko Asakura
hair & make: Miki Marutani
text: Shintaro Kawabe
2026年4月 948号初出

 春のポカポカな陽気に誘われて、鞄も軽やかなトートバッグを選びがちだけど、そこはデカいレザーバッグに持ち替えてみるのはどう? というのも、重厚感のあるレザーを背負うことで軽やかな装いとのメリハリを楽しめて、スウェットにキャップであっても革の優雅さで色気が漂う。東京中を探して見つけたのがこの3ブランド。デカい、と一口に言ってもどれくらい? ということで、その容量を検証するために、セロリや筆箱などの15点を3つのバッグに収納。

今回紹介する3つのバッグに収納したのは、こちらのラインナップ! パソコンやノート、さらにはワインボトルまで、合計15点も詰め込んだけれど、どのレザーバッグも綺麗に収まった。仕事帰りに、スーパーへちょっとした買い物に寄っても、この3つのレザーバッグならレジ袋は不要なのである。

〈ナイスネス〉は、南仏のバスク地方で約100年の歴史を持つタンナーが鞣したシュリンクレザーのフラップが、しなやかに湾曲する様が美しい。フランスの古き良き柳の籠などを着想源に手掛けるベルギーのブランド〈ドラゴン ディフュージョン〉は、パンパンになるまで収めたことで職人が紡いだ立体的なフォルムがさらに引き立つ。東京のブランド〈インカミング〉は、ペーパーバッグのように折り畳めるデザインによってすべてのものがスマートに収まり、端正なデザインを貫く。

1. Nicenessのポストマンバッグ

¥149,600(イーライト)

シルクのような手触りのシュリンクレザー、トリヨンラグーンとハリのあるキャンバス。各素材が引き立つシンプルなデザインが素敵。ストラップを内側に収納すれば、ハンドバッグのようにも持てる。モチーフは、’20年代のニュースペーパーバッグとポストマンバッグ。

2. Dragon Diffusionのバスケットバッグ

¥110,000(スティーブン アラン フタコタマガワ☎03·5491·7511)

日本の竹細工の技法をモチーフに、3本のレザーを交互に編むことで一般的なメッシュ編みよりも密度が高い。南インドの職人が数日かけて丁寧に編み上げている。

3. Encomingのトートバッグ

¥165,000(コンクリート☎090·5717·2858)

ニュースペーパーバッグとトートバッグが合体したようなこちらは生地も魅力的。カウレザーのスエードにあえて表革の質感を残すことで、丈夫でしなやかな風合いに。