フード

冬はパイ包みだ。

平野紗希子さんがお届けする「イートアップガイド'26 for デート。」

2025年12月16日

ガールフレンド '26


photo: Koichi Tanoue
edit: Neo Iida
2026年1月 945号初出

冬は鍋? 冬はグラタン? それもいいけど冬はパイ包みのシーズン! って言い切りたい。

caillou(西小山)

ブフ・ブルギニョンのヴォロヴァン(2人前¥5,390)は濃厚ソースがたっぷり。

 この冬、西小山のフランス料理店『カイユ』で味わいたいのは伝統的なパイ料理「ヴォロヴァン」。赤ワインでじっくり煮込んだ牛肉やロースト玉ねぎ、飾り切りのマッシュルームといった具材がキラキラと輝き、まるで玉手箱のよう。「シェフの安達晃一さんがクラシックなフレンチの仕事を大事にしている姿勢が伝わってきます。食材を見ながら当日の料理の相談ができるので、会話も生まれる。ふたりで悩む時間も楽しいですよ」(平野)

ヒラメとデュクセルのパイ包み焼き 白ワインソースは1週間前の予約必須。

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冬はパイ包みだ。

caillou

21時からは、シメの一杯など気軽に立ち寄ることのできる『プティ・カイユ』として営業。

◯東京都目黒区原町1-7-9 ☎︎03·6452·2985 17:00〜LO21:00、21:00〜23:00(プティ・カイユ) 日・月休

Instagram
https://www.instagram.com/caillou_nishikoyama/

BISTROT Lʼadret(千歳船橋)

付け合わせのじゃがいものグラタンは、酸味のある赤ワインソースとも相性抜群。

「ソースも付け合わせも美味しくなることだけを考えて、丁寧に丁寧を重ねた仕事がお料理から伝わります」(平野)。こだわり抜いたコースは1万2000円。焦がしバターで深みを加えた赤ワインベースのソースが、コースのメインとなるヒレ肉のパイ包みの味を引き立たせる。「わかりやすくて美味しい、が好きなんです。また食べたいと思ってもらえたら」と店主の古山幸正さん。シンプルで奥深く、脳裏に刻まれる冬のディナーを。

ヒレ肉に黒豚のミンチとほうれん草を巻き、パイ包みに。コースの一品。

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冬はパイ包みだ。

BISTROT Lʼadret

おまかせコースは9000円と1万2000円~がある。パイ包みを食べるなら1万2000円~のコースを選ぼう。要予約。

◯東京都世田谷区桜丘2-26-14 2F ☎︎03·6413·7833 18:00~22:00 不定休

Instagram
https://www.instagram.com/bistrotladret/