TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#4】コロンビア人と日本人の違い？

執筆：西村宏堂 & フアン・パブロ・レジェス・ディアス

2025年1月2日

西村宏堂 & フアン・パブロ・レジェス・ディアス

text: Kodo Nishimura & Juan Pablo Reyes
edit: Ryoma Uchida

#タウントーク #タウントーク 2024年12月 #西村宏堂 & フアン・パブロ・レジェス・ディアス

西村宏堂：こんにちは、POPEYEをご覧の皆様！こちらのコラムではコロンビア出身のフアン・パブロとの会話を掲載させていただいております。私たちは2023年にコロンビアで同性結婚をしました。

フアン・パブロ：こんにちは、私たちはスペインで出会い、2022年から東京で一緒に暮らしています。今回はコロンビア人と日本人の違いについて話したいと思います。

コロンビア人と日本人の違いについて

宏堂：コロンビアの人っていうと南米だから、陽気な人が多いと思われがちだけど、そうでもない人もたくさんいるよね。例えばフアンのお父さんはすごく静かだよね、寡黙で真面目な感じ。整理整頓が得意で本が大好きだよね。

フアン：そうだね、コロンビアも場所によって全然人の雰囲気が違うよ。私の出身地ボゴタは首都でビジネスの街だから、東京の人みたいに結構真面目な人が多いかも。音楽のレゲトンや観光地として有名なメデジンの人はすごくフレンドリーでちょっと大阪の人みたいな雰囲気。カリブ海岸沿いの人たちはリラックスしていて沖縄の雰囲気かな？

宏堂：わかりやすい。こういった性格というわけではなく、それぞれの街でもみんな違うはずだしね。

日本人はマナーが良い？

フアン：そうだね、コロンビア人の私から見たら、日本人は慎ましくて静かなのかと思いきや、すごく陽気で、話出したら止まらないような人もいるよね。たとえば宏堂の友達は話が盛り上がりすぎた時に、隣に座っていた人に「もう少し静かに話して、シーっ！」って言われてた子もいるよね。笑

宏堂：そうそう。白熱したトピックだったからね。ご迷惑をおかけしちゃったわ。日本でも賑やかなのが好きな人もいるから、どこの国の人がどうだっていうのは一概には言い切れないよね。私はフアンのご家族とはとても分かり合えて、思いやりや丁寧さなど、国の違いを感じないよ。逆に高校の時に厳しかった先生のことを思い出すと、日本人だからって分かり合えるわけじゃないよなって思うよ。

どんな国にも仲良くなれる人はいるはず

フアン：私たちはコロンビアと日本で地球の裏側の国だけど、家族になったんだもんね。国境を超えて分かり合える人がいるというのは嬉しいことだよね。

宏堂：そうだね。国ではなく、人を見ることで、友達や家族が世界のどこかで待っているかもしれないと思うとワクワクするね。いろいろ教えてくれてありがとう。

読者の皆様もお付き合いありがとうございました！

プロフィール

西村宏堂

にしむら・こうどう｜東京都生まれ。ニューヨークのパーソンズ美術大学を卒業後、ニューヨークを拠点にメイクアップアーティストとして活動。2015年に浄土宗の僧侶となる。LGBTQ活動家として、ハーバード大学、ニューヨーク国連人口基金本部などで講演。2021年には米TIME誌の選ぶ「次世代リーダー」に選出された。　

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フアン・パブロ・レジェス・ディアス

コロンビア・ボゴタ市出身。コロンビアの広告代理店と出版社で経験を積み、グラフィックデザイナー、フォトグラファーとして活動する。2020年にデジタルマガジンを立ち上げ、中南米の若者向けの文化や政治や薬物乱用などの課題について啓発発信を行う。2023年より日本在住。

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