ファッション

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東京暮らしの123!

2024年4月22日

ぼくと服と東京の暮らし。


photo: Hiroshi Nakamura
text: Shintaro Kawabe
2024年5月 925号初出

 日常の朝昼晩に何を食べよう? 休日に遊びに行くならどこがいい? 定番も、“通”な裏ワザも、今の東京のグッドアンサー・ベスト3をどうぞ。

1. circulation
@恵比寿

 修理一つとっても、好みの感覚が近いお店にお願いしたい。と思ったのは、今年2月に恵比寿の『スキマ』の斜向かいに、〈エンダースキーマ〉によるリペアショップがオープンしたから。自ブランドの革靴やバッグ、小物以外に、レザーシューズのオールソールの張り替え(¥22,000~)やハーフラバーをビブラムで仕上げてくれるコース(¥6,050)といった他社のもののお直しを受けつけているのだが、どんな修理も履き慣らした靴といい塩梅に馴染ませて仕上がってくるところに、ブランドのセンスをヒシヒシと感じるよね。

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circulation

スニーカーのライニングもレザーに補修可能(価格は要相談)。

◯渋谷区恵比寿2-14-3 森島ビルB1 ☎03·6450·3125 14:00~20:00 火~木休 

Instagram
https://www.instagram.com/___circulation___/

2. Visiting Old
@三軒茶屋

 ヴィンテージ品のお直しはいつも、手を加えた部分だけ新品みたいになりがち。そんな中でも、町田の古着屋『トレディーチ』でリペアの腕を磨いた店主の岩城燎治さんは頼りになる。修理品と近い年数のボタンや糸の選定にとどまらず、普通のシングルステッチの裾上げも当時の捻れた風合いに近づけるためにあえて歪みを持たせて仕上げる。デニムの穴の補修(¥3,600~)でさえも、色の落ち具合と馴染ませるように修理してくれるし、ここにお直しを出せばもはやその年代のもののように蘇ってくるのだ。

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Visiting Old

事前予約制なので、HPからお問い合わせをしよう。

◯世田谷区上馬2-33-1 Aスペース 301 ☎なし 13:00~20:00 月休

Instagram
https://www.instagram.com/visiting_old/

3. ECW SHOTO
@松濤

 ヴィンテージの時計をメーカーに修理出しするとべらぼうな金額を提示されることもしばしば……。けど、吉祥寺の『江口洋品店・江口時計店』が今年2月に店名も改め移転オープンしたこちらなら、オーバーホールは2万円台から見てもらえるし、カーフやクロコダイルなどのレザーベルトも1万7000円から交換できるのだ。その良心的なサービスとは裏腹に、内装デザイナーの二俣公一さんが手掛けた重厚感のある2フロアの店内で、時計職人と対話しながらゆっくりとリペアの相談ができるのも気持ちがいいね。

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ECW SHOTO

完全予約制かつ超高級時計が並ぶ1階は、会員登録者限定なのでご注意。

◯渋谷区松濤1-28-6 ☎03·5422·3070 11:00~19:00 火休

Instagram
https://www.instagram.com/eguchistore_official/