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市場でどっさり買って食べる、台北の個性派フルーツ陣。

TAIWAN CITY GUIDE

2024年6月18日

photo: Kazuharu Igarashi
coordination: mimi
text: Neo lida
2019年4月 864号初出

 さすが南国。朝市や青果店には見たことないフルーツがてんこ盛り。別名“釈迦頭”と異名を取るバンレイシは、ブヨブヨで持ったらモゲッと割れて恐怖を感じたけど、まるで完熟桃! スターフルーツもレンブもインドナツメも黄金果も初めての味過ぎて、食べるたびに「梨? リンゴ?」と脳がフリーズして楽しい。どれも安いので、まとめ買いして一気に食べ比べがおすすめ。(※価格は2019年1月時点のもの。)

台湾グァバ

10元。

 日本のグァバは果肉が赤いけど、台湾にはこんなに白いのもある。甘みは薄いので、梅粉(プラムパウダー)をかけて食べることも。

黄金果

110元。

 台湾南部で収穫される、ぷるんぷるんでライチみたいなフルーツ。リアル千疋屋ゼリーみたいな見た目と食感で、スプーンで食べる。

台湾梨

120元。

 いつも食べる梨をそのまま1.5倍したサイズ感で、日本の梨より少し薄味。茶所としても知られる梨山で多く生産されている。

スターフルーツ

100元。(※5個の値段。)

 輪切りにすると星形に。シャキシャキ食感でサラダにも合う。神経毒を微量に含むので腎臓機能に障害のある人は注意。

インドナツメ

30元。(※4個の値段。)

 シャキシャキッとした歯ごたえで、例えるなら梨とリンゴを足したような味。皮を剥かずにそのまま食べられる。

バンレイシ

60元。

 お釈迦様の螺髪っぽいから俗称で「釈迦頭」と呼ばれる。熟すと手でも簡単に割れて、粒粒ごとにもいで食べる。とろっと甘い。

パイナップル

50元。

 台湾のパイナップルは日本で買うのとは全然違う。熟し方がハンパなく、芯までまるっと食べられるのだ。くりぬかずガブッとどうぞ。

レンブ

70元。(※3個の値段。)

 通年で販売されている、定番フルーツ。梨のような味で果汁は少なめ。ヘタとおしりの部分をカットして皮ごと食べればOK。

無添加ジューススタンド

 夜市のジューススタンドなんかは砂糖で甘みを出すところが多いけど、南京三民駅近くの『美一日果汁Bar』のジュースは砂糖不使用。ドラゴンフルーツジュース(60元)や、グァバミルク(70元)やスイカミルク(50元)の他、20種の野菜や果物から好きなものを制限なく選べるミックスジュース(小70元)も。

インフォメーション

美一日果汁Bar

◯台北市松山區南京東路五段293號 5:00〜18:00 日休

2019年4月時点の情報です。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。