植物を育み、愛をもらう。
気鋭のエプロンデザイナーの部屋はポジティブなバイブスで満たされていた。

まるで植物園! なリビングルームはアイザック(左)の一番のお気に入り。相棒のウェイン(右)としばし休憩。気分を変えるため時々プラントの配置を換えたり、入れ替えたり。テーブルは台北のヴィンテージ家具店で、象のバスケットは〈ZARA HOME〉。
「台北のエプロンデザイナー」って響きが、まずいい。スキンヘッドが似合うイージーゴーイングなヤツだけど、サヴィルロウ最古のテーラー〈ヘンリー・プール & Co〉で働いた経歴も持つアイザック。「30軒以上内見してやっと見つけた」という住まいは築40年のアパート。アトリエも兼ねているから、パターンを引いたりデザイン画を描くのもココ。時には夜なべしてチクチク、なんてことも。「植物のデコレーションの仕事もするから、24時間、緑に囲まれてるね。とくにシダ植物。あの細長い葉っぱを眺めてると前向きになれるんだ。って僕、暗い奴みたい?(笑)」。いやいやわかります、その気持ち。植物は究極の癒やし。忙しいシティボーイ諸君、ぜひお手本に!
-WORKING DESK-

-WORKSPACE-

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ピンクッションをコレクション。これは京都の「BAL」で見つけたもの。
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こちらは「宇宙探検家的工作服」というモデル。別売りのパーツでカスタマイズできる。通販サイトから購入可能。日本にも配送。¥14,720 -
これまでに作ったエプロンたち。東京にも支店があるスイーツショップ『SunnyHills』など有名ブランドのエプロンも手掛ける。
-LIVING ROOM-
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リビングの窓際にはウェインの家族による家具ブランド〈Nowhere Studio〉のキャビネットが。素材は日本の杉材。
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腕時計はパリのサン・トゥアンの蚤の市で買ったホーン(角)にディスプレイ。 -
日めくりカレンダーは、台湾と香港を拠点にするクリエイティブスタジオ〈Fi ve Metal Shop〉のデザイン。
-BEDROOM-


-KITCHEN-
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キノコの置物は大阪の『BIOTOP』で見つけた。「カフェとクロージング、植物を並列で扱う素晴らしいショップ」と絶賛。 -
キッチンは昭和的なレトロ感が漂う。「もっぱらコーヒー作りの場。料理は週1くらいかな」