ファッション

あの子へのプレゼントどうしよう? Vol.3

冬の寒さからガールフレンドを守るために。

2023年12月23日

ガールフレンド ’24


photo: Mai Kise
styling: Kazuro Sanbon
hair & make: Momiji Saito
edit: Ryoko Iino
2024年1月 921号初出

 今年は暖冬だと聞いていたが、強い寒気が来る日ももちろんある。つまりは寒暖差が激しくなり、あの子が風邪をひきやすくなるということ。そりゃいかん。いつも以上に真剣に、あったかいギフトを選ばねば。特にマフラーやストール、ニットキャップといった小物の類いは、サイズをあまり気にする必要がないという点でもプレゼントに適している。

 まずは首まわりを包んでくれるストールやバラクラバだが、彼女の素肌に触れるものがチクチクするなんて言語道断。肌触りのよさと想いは比例すると肝に銘じ、贅沢なカシミヤ一択だ。とはいえ手袋だと話は別。周りの女子いわく「手が寒いのが一番辛い」。いかに優雅に、徹底的に寒さを防御するかが重要。風を絶対通さないシックなレザーグローブや、冬の雨も憂鬱な気分も撥水素材ではじき飛ばしてしまうカラフルなダウンミトンがそれを叶える。最後に、シティガールの意見を聞くまでノーマークだったのがニットキャップ。「よく使うのに持っていたとしても1、2個だから、新しいものが欲しい」とか。自分で買うには勇気がいる〈BODE〉や、きっと彼女たちには新鮮な〈everyone〉が贈り物にふさわしい。

( 1 )
Johnstons of Elgin
cashmere hooded snood
34,100yen

フード付きのスヌード
頭全体をぴったり包むバラクラバというよりも、これはシティガール自慢のヘアスタイルを崩さない、ちょっと顔周りにゆとりのあるフード付きのスヌード。それが混じり気なしのカシミヤ100%で、さらにはあの老舗の“ジョンストンズ”だなんて嬉しいサプライズ。いろんな編み方のリブの組み合わせも贅沢。(Johnstons of Elgin/BRITISH MADE 銀座店)

( 2 )
Douce Gloire × Blamink
cashmere double face stole
88,000yen

ストール
カシミヤ使いが得意な〈ドゥース グロワール〉。そのフランスのストールブランドに〈ブラミンク〉が別注したストールは、ハンドトゥースのチェック柄とエクリュカラーの無地のダブルフェイス。ウール混のカシミヤ素材はフカフカとしていて心まであったかくなるし、肩にかけただけで可愛い存在感。67×211㎝(douce gloire × BLAMINK/BLAMINK TOKYO☎03·5774·9899)

( 3 )
Bodhi
cashmere stole
55,000yen

ストール
せっかくだから、冬の間は毎日でも使ってもらえるシンプルなものも知っておきたい。内モンゴルの厳しい自然環境で育った、真っ白な毛を持つ山羊のホワイトカシミヤは、この上なくスムースな肌触り。長さがたっぷりとあるから、二重にも三重にも巻くことになるんだけど、暑苦しいどころか気持ちよくて幸せ。何よりこういうデザインでキャメルカラーって意外と見つからない気がする。70×180㎝(BODHI/alpha PR)カシミヤ素材のカーディガン¥102,300(BODHI/alpha PR☎03·5413·3546)、その他は私物

( 4 )
Loomer
cashmere knitted cap 12,100yen
cashmere knitted mittens 12,100yen
cashmere neck warmer 24,200yen

カシミヤアイテム
〈ルーマー〉には、上質なのに手頃なカシミヤのアイテムが揃う。ということでキャップ、ミトン、ネックウォーマーといったカシミヤ素材のアイテムをセットでプレゼントするのはどうだろう? スリットが入ったネックウォーマーは、肩までフィットするから防寒力抜群だし、上下逆に使うとつけ襟のようにも楽しめる。(すべてルーマー/alpha PR)

( 5 )
Miffew
down mittens
17,600yen

ダウンミトン
ダッフルダウンコートやダウンシャツなど、自由な発想でダウンのアイテムに選択肢を増やす〈ミフュー〉が今季デビュー。そのおもちゃみたいなカラーリングとフォルムが可愛いダウンミトンは、撥水性のあるナイロンを使用。彼女を冬の冷たい雨や雪からもしっかり守ってくれる。首から下げるための紐は取り外し可能で、指も出せる仕様なのがありがたい。(ミフュー miffew.com

( 6 )
J.M. Weston
leather gloves
66,000yen

レザーグローブ
名靴「ゴルフ」などでお馴染みの〈ジェイエムウエストン〉がレザーグローブを定番で作っているとは盲点だったけど、さすがレザーの扱いは熟練。手首に“W”のステッチが輝く柔らかなラムスキンのショートグローブは、ライニングに贅沢なシルクを使っていて見えない部分までパーフェクト。(J.M. WESTON/J.M. WESTON 青山店☎03·6805·1691)

( 7 )
Bode
hand knitted cap
41,800yen

ニットキャップ
毎シーズン気になるのに、そのお値段ゆえに普段なかなか気軽には手が出せないニューヨークの〈ボーディ〉。その中でもほわほわのアルパカの毛を使ったハンドメイドのニットキャップなら、比較的お手頃。周りのシティガールからも「白いニットキャップって可愛いのに自分ではなかなか買わないから嬉しい」と太鼓判をもらい済み。(BODE/スーパー A マーケット AOYAMA☎03·3423·8428)ユーズドの〈ポロ スポーツ〉のラガーシャツ¥19,800(古着屋 深緑☎03·5913·7573)、ユーズドの〈ラルフ ローレン パープル レーベル〉のカシミヤ素材のタートルニット¥19,800(サファリ2号店☎03·3316·5766)、カシミヤ素材のストール¥75,900(Johnstons of Elgin/BRITISH MADE 銀座店)、その他は私物

( 8 )
Everyone
rib knitted cap
16,500yen each

ニットキャップ
彼女が好きなブランドをリサーチするのも大切だけど、好みを押さえた上で新しいものをおすすめするのもプレゼントの楽しさ。今や僕たちのワードローブの定番になった〈エブリワン〉は、シティガールにとってはまだフレッシュみたい。スタンダードなものが揃うから絶対に気に入るはずだし、ネップの効いたブラウンのニットは女の子のほうが似合う気がしてちょっと悔しい。セーターとセットにしてもいいね。ウール素材。(everyone)ウール混のクルーネックニットシャツ¥49,500(everyone Instagram: @everyone.tokyo)、その他は私物