ファッション

あの子へのプレゼントどうしよう? Vol.1

定番のアクセサリーのギフトは、シンプルであるほどよいらしい。

2023年12月16日

ガールフレンド ’24


photo: Mai Kise
styling: Kazuro Sanbon
hair & make: Momiji Saito
edit: Ryoko Iino
2024年1月 921号初出

 この冬もガールフレンドへの贈り物に悩む季節がやってきた。日頃の感謝を込めた、特別なもの……やっぱり頭に浮かぶのはアクセサリーだ。まずはサイズ選びがシビアじゃない、ネックレスから探してみよう。

( 1 )
R.Alagan
chain necklace
90,200yen

ネックレス
台湾と日本にルーツを持つデザイナーによる〈ララガン〉は、全シティガールが夢中らしいから以後お見知り置きを。2016年のファーストシーズンからの定番だというチェーンネックレスは、着けてみるとハードな感じはまったくなく、上品な存在感。夏の白T姿にも映える。(ララガン/ララガンデザイン ralagan.com) 

( 2, 3 )
Short / Ginza Tanaka、Long / Gala Jewelry
gold chain necklace
40,000yen、34,800yen

ネックレス
Short/上質なK18のチェーンネックレスを探すうえでまず思いつくのが、日本の貴金属業界の先駆者である、1892年創業のギンザタナカ。金の種類にチェーンの形状、太さなど、ラインナップが無限で悩むけど、一番のスタンダードはアズキデザインのチェーン。45㎝でアジャスター付き。(ギンザタナカ☎0120·556·826)
Long/宝飾品の問屋がずらっと並ぶ御徒町駅周辺もチェーンネックレスの聖地。どこに行こうか迷ったら『ガラ』へ。ジュエリーの製造と卸販売を手掛ける老舗メーカーが運営するだけあって、品質も間違いなく、お値段も良心的。K18のベネチアンチェーンネックレスは、四角いパーツを組み合わせたものでラインが繊細。検証の結果、重さは2.02gのものが華奢でいいなと思った。長さは45㎝だが、調整できる。(ガラおかちまち本店☎03·3836·3030) 

 一年の集大成と言わんばかりに豪華なやつ? ダイヤモンド? なんて張り切る気持ちを抑え、ここはチェーンネックレスで勝負したい。シンプルすぎ? いいや、友達の女子いわく、それがベスト。その証拠に〈ララガン〉や〈ソフィー ブハイ〉といった女の子が夢中のブランドには、必ず定番でラインナップ。少し大ぶりのものや、丸っこい輪が連なったシルバーのものなど、それぞれにデザイン性があって退屈じゃないし、実際「他のものと重ね着けもできるから、いくつあっても困らない」とか。さらに他の子にも意見を聞くと、「お母さんから譲り受けたチェーンネックレスを毎日のように着けている」なんていうエピソードも。銀座や御徒町にある老舗貴金属店ならば質のいい18金のものが手頃で見つかるし、僕たちの彼女にも一生ものとして使ってもらえるだろう。

( 4 )
Sophie Buhai
silver chain necklace
73,700yen

ネックレス
LAの〈ソフィー ブハイ〉は女子の不動の定番と思っていいみたい。一つ一つの輪に太さがあるチェーンは、シルバーとの相性良し。43㎝(ソフィー ブハイ/エスケーパーズオンライン☎03·5464·9945)

( 5 )
Noguchi
man necklace
63,800yen

ネックレス
バンザーイ! って喜んでいるのか、はたまたハグしようとしているのか。ちっちゃーい人が首元でゆらゆら揺れるこちらは、2004年にデザイナーの野口尚彦さんが立ち上げた〈noguchi〉のマンネックレス。コレクション作りに行き詰まったデビュー直後の野口さんが、ちょっとした冗談のようなつもりで作ってみたらすっかり定番のアイテムになってしまったという。普段アンティークと見紛うような繊細なジュエリーを作るブランドなだけあって、ユニークなモチーフでも大人っぽい仕上がり。それこそ他のものと重ね着けしたら可愛いと思う。素材はマットな質感のK14イエローゴールド。(noguchi☎03·6673·9648)

 とはいえもう一工夫したいときは、チェーンネックレスの延長で、同素材の小さなチャーム付きを。やはり他の手持ちのアクセサリーと馴染むかが大切だ。一方すでにチェーンネックレスを持っているという彼女には、チェーンとのコーディネートがしやすいシンプルなバングルも。とにもかくにも、ジュエリーのデザインは削ぎ落とすのが大事なのだ。

( 6, 7 )
Mericca
vintage silver bangle
右/23,800yen、左/19,800yen

バングル
ヴィンテージショップは、名もなきオンリーワンのジュエリーが見つかるプレゼント探しの強い味方。渋谷にあるレディスの古着を扱う『メリッカ』では、アメリカで買い付けたというシルバーのバングルを発見。年代などは不明とのことだが、曲線の加工が美しく、お値段もハッピー。(ともにmericca☎03·6455·1070)

( 8 )
Sans Suns
cross necklace
52,800yen

ネックレス
ペタルといわれる、光をよく反射する花びらのようなかたちは、チェーンの中でも華やかな形状。そして、その先に揺れるクロスモチーフの4つの先端には、キラキラと輝くダイヤモンド! 実にエレガントな組み合わせだけど、柔らかい印象のK10のおかげもあって普段使いにばっちり。古着のビッグなスウェットだとか、メンズの洋服を好きなシティガールに試してみてほしい。(サンズ サンズ/RHC ロンハーマン☎0120·008·752)、ユーズドの〈ナイキ〉のスウェットパーカ¥14,080(Pigsty a⇄z STORE渋谷店☎03·6427·3392) ユーズドの〈ポロ ラルフ ローレン〉のレギュラーカラーシャツ¥8,910(ステップアヘッド高円寺1号店☎03·6454·6511)