カルチャー

雫。

モノのポッドキャスト『これDOW!?』/レコード編#4

2022年12月22日

cover design: Ken Kagami
narrator: Tomoe Miyake
edit: Yu Kokubu

 前回、前々回、前々々回に引き続き、「最近どんなレコードを買いましたか?」というテーマで雑談中のPOPEYE Webの編集スタッフら4名。レコード編の最終章となる今回は、編集者・井出幸亮さんが『雫』をテーマに3つの楽曲を一繋ぎで紹介しつつ、その他フィリップ・K・ディックらのサポートによってリリースが実現した伝説のフォークシンガー・金延幸子の希少7インチや、キューバで購入した”傷だらけのレコード”(※購入物の写真はページ下にあり)について語っています。ポッドキャストの視聴は以下のリンクから!

↓こちらの再生プレーヤーからも聴けます!

※ポッドキャスト放送中、レコードの楽曲の音源は流れません。ぜひ自分で探して聴いてみて!

– 今回のこれDow!? –

Shopping by Kosuke Ide
Item:
Water-Drops, Cuba Music etc

高野昌昭『しずくたち』(宮長レコード/1978年)
音響技術者の高野が雨だれの音をフィールドレコーディングし、自主レーベルから発売したミニマル・アンビエント。レコードはクリアヴァイナル!
高野の音源制作に対する動機や思いが綴られた、手書きのライナーノート。
Sachiko Kanenobu『Fork In The Road / Tokyo Song』(LXR Records/1981年)
伝説のフォークシンガー金延幸子がアメリカでリリースした幻のインディ盤7インチ。細野晴臣や大滝詠一らがサポートしたアルバム『み空』以降の活動休止中にリリースした一枚。サイン入り!
クレジットには「Special thanks to Philip K. Dick」の文字が!(左下)
Pablo Milanés『No Me Pidas』(Areito/1978年)
キューバの偉大なSSW、パブロ・ミラネスの一枚。ハバナの蚤の市で購入した傷だらけのレコードは、現地のリアルな文化の手触りとフィジカルの大切さを再度教えてくれる。

プロフィール

井出幸亮

いで・こうすけ|1975年、大阪府生まれ。編集者。POPEYE Webシニアエディター。好きな音楽家は西岡恭蔵、エディ・パルミエリ、大城美佐子。初めて自分で買ったレコードは渡辺美里のアルバム『Ribbon』(たぶん)。

プロフィール

内田稜真

うちだ・りょうま|2000年、神奈川県生まれ。大学在学中に「POPEYE Web」のスタッフらと出会い、そのままライターの道へ進む。本番組へは今回初出演。 好きな音楽ジャンルはアンビエントとゴス。宅録で曲を作っているがうまくいかない。

プロフィール

トロピカル松村

とろぴかる・まつむら|1988年、兵庫県生まれ。編集ライター。二子新地でサーフサウンドや、ディスコなどを扱う小さなレコード店『トロピカルレコード』を運営。最近は合唱(コーラス)ものが特に気になっている。

プロフィール

コクブユウ

編集者。POPEYE Webクリエイティブディレクター。「今京都にいるのですが、偶然入った左京区岡崎徳成町にあるレコード店『太陽』はとても素敵なお店でした。美空ひばりやシナトラなどを購入して帰宅。」

番組概要

これDOW!?

買い物好きのゲストや、世代の異なるスタッフらが、”最近のグッドショッピング”を持ち寄ってお喋りしているモノにフォーカスしたポッドキャスト番組「これDOW!?」。雑誌ではあまり取り上げられないモノをスタッフ間で紹介しあったり、普段検索しないモノについて考察してみたり、ゲストの関心ごとや近況についてただただ雑談してみたり。ナビゲーターはPOPEYE Webのクリエイティブディレクター・コクブユウさん、番組アートワークは現代美術作家の加賀美健さんが担当。POPEYE Web制作の他番組は以下より。

ピーター・バラカンのプロテスト・ソングあたりから始める政治の話。

山田ルイ53世の、あの頃のブックエンド。(ラジオ局ベイエフエムとのコラボ企画。)

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映画監督・黒沢清と篠崎誠のホラー対談。

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