CULTURE

机の上のサイエンス。Vol.13

鉱物結晶模型

2022.07.03(Sun)

text & edit: Shogo Kawabata
photo: Akira Yamaguchi

鉱物結晶のパターンを模型化

八面体・六面体・斜方十二面体・四面体・五角十二面体・正方錐・正方柱・六方錐・六方柱・菱面体・菱面偏三角面体・斜方錐・斜方柱・単斜錐・三斜錐の15種が木箱に収められる。¥29,700(ニチカ http://www.nichika-kyoto.com

 鉱物の種類というのは、基本、その鉱物を構成する化学組成と、それが形作る結晶構造で決まり、まったく同じ組成でも、結晶構造が異なれば別種の鉱物となる。そんな鉱物の結晶構造を模型にしたものが、この鉱物結晶模型。こうした鉱物の結晶の形は大まかに「三斜晶系」「単斜晶系」「斜方晶系」「正方晶系」「三方晶系」「六方晶系」「立方晶系」の7種類に分けられる。京都にある地質科学の総合商社であるニチカの鉱物結晶模型は、その派生系も含めた鉱物結晶のプラスチックモデルが15種類収められている。こうした結晶の形状を学ぶことは、鉱物の種類を同定するのに、もっとも手軽な手がかりとなり、おおまかに絞り込むことができる。ただし、同種の鉱物でも異なる結晶の形になる場合もあるし、逆に別種の鉱物でも同じ結晶になることもある。そのため、正確な鉱物の同定には、結晶の形状だけではなく、専門機関に送って成分分析を行ってもらう必要がある。

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