うだる夏には「あっちぃ〜」と声が出る。けれど、本当にゾッとする狂気と幻惑の世界を前にすると、人は声も出ない。そんな肝の冷える世界を見せてくれる上映会が高知県立美術館で開催する。今夏のタイトルは「カルト、サイコ、耽美―狂気と幻惑の世界」。怪奇幻想映画の巨匠ハリー・クーメルによる眩惑的で妖艶な吸血鬼ホラー『赤い唇』。ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニら3監督による3話構成のオムニバス・ホラーで、エドガー・アラン・ポーの小説をアラン・ドロンなど豪華キャストで描いた耽美奇譚『世にも怪奇な物語』。“キング・オブ・カルト”石井輝男によるカルト映画の金字塔『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』。“カルトの帝王”アレハンドロ・ホドロフスキーの代表作『サンタ・サングレ/聖なる血』の4作品が上映予定。同館は年4回のバラエティに富んだラインナップの定期上映会を開催しており、次回も要チェックだ!
インフォメーション
カルト、サイコ、耽美―狂気と幻惑の世界
会期:2026年8月22日(土)・23日(日)
場所:高知県立美術館ホール
入場料:1プログラム券前売¥1,200/当日¥1,500(各プログラム入替制)
前売券販売所
・高知県立美術館ミュージアムショップ
TEL. 088-866-7653 (9:00~17:00)
・金高堂書店本店(高知市帯屋町2丁目2-9)
TEL. 088-822-0161 (10:00~20:45)
・こうち生協 [コープよしだ(高知市吉田町6-6)/コープかもべ(高知市鴨部2-4-43)]
・ローソンチケット〔Lコード:61306〕
Official Website
https://moak.jp/event/performing_arts/post_584.html
『パンク・ガーデニング宣言 エコロジカルで型破りな庭園論』を読む。
フランスの造園家エリック・ルノワールが提唱する「パンク・ガーデニング」は、人間本位で植物にとっては地獄でしかない「美しい庭」という考え方にまず反旗を翻す。そして、完璧な管理をあえて手放し、植物本来の...
『はいつくばって』を読む。
ミランダ・ジュライによる2冊目の長編小説だ。主人公はジュライ自身を彷彿とさせる45歳の女性アーティスト。とある小旅行をきっかけに、中年期特有の人生の悩みに振り回される彼女の姿が、夢みがちであるが故の...
『ルックバック』を観る。
藤本タツキによる同名漫画を実写化したのは、『箱の中の羊』の記憶も新しい是枝監督だ。二人の少女、藤野と京本がコンビを組んで漫画家を目指すその原作の物語を、是枝監督はかなり忠実に実写へと昇華させている。...
『オデュッセイア』を観る。
原作は古代ギリシャの吟遊詩人ホメロスの同名叙事詩だ。「トロイの木馬」作戦によってトロイア戦争に勝利したオデュッセウスたちが、妻と息子が待つ故郷イタケへの帰還を目指す10年に及ぶ果てしない旅路を、監督...
『ワンオペレーション』を観る。
中年女性のリンダには、原因不明の病を抱える一人娘がいる。しかし、長期出張中の夫を頼ることはできない。どころか、たまに電話がかかってきたかと思えば、彼女の不手際を難じるばかりだ。そんな八方塞がり状態に...