時代ごとに美術の見方は変わるが、キャラクターや動物が人気のいま、「かわいい」で再注目されている江戸時代の画家、長沢蘆雪。毎年「春の江戸絵画まつり」を続けてきた府中市美術館で蘆雪展が開催中だ。
『南天狗子図』や『菊花子犬図』など思わず頬がゆるむ子犬の絵画だが、愛らしさの奥に禅の思想や命を慈しむ仏教のまなざしもひそんでおり味わい深い。一方で蘆雪は、「かわいい」と対極にある「覇気」でも知られる画家。串本・無量寺の竜と虎の襖絵をはじめとする迫力ある代表作から、風景画や人物画まで、幅広い魅力を一度に楽しめる。都内では64年(!)ぶりとなる蘆雪展。21世紀を生きる私たちの視点で再評価された作品を味わいに出かけたい。
インフォメーション
春の江戸絵画まつり 長沢蘆雪
会期:3月14日(土)〜5月10日(日)
休館日:月曜日(5月4日は開館)
開館時間:10:00-17:00 (入館は閉館の30分前まで)
入館料:一般800円、高校生・大学生400円、小・中学生200円
場所:府中市美術館 2階企画展示室 東京都府中市浅間町1-3 都立府中の森公園内
Official Website
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakuten/2026_Rosetsu.html
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