知る人ぞ知る異端の映画監督、ネリー・カプランが1969年に発表した作品だ。舞台は架空の村テリエ。そのはずれで母と暮らすマリーは、不法滞在者であるがゆえに、他の村人たちからつまはじきにされている。母が亡くなったのを機に、村の男たち相手に売春することを決意したマリーは、稼いだ金でガラクタを買い集め、ほったて小屋のような住居を飾っていく。まるで母の不在を埋め合わせるように……。映画を作ることを通してゼロからオリジナルの政治性を立ち上げてしまう本作は、通り一遍の解釈で立ち向かえば必ず頓挫するハメになるので、戸惑う人も多いかも。なので、ネリー自身が本作に寄せたというコメントを引用しておこう。いわく、本作は「異端審問官たちを火刑にする現代の魔女の物語」なのだ。12月26日より開催される特集上映「ネリーに気をつけろ!ネリー・カプラン レトロスペクティヴ」内で公開。
20:30〜NHK Eテレ『どえらい大学。』を見る。
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