民藝といえば、名もなき職人の手仕事により作られた日常使いの道具や用具に美しさを見出した運動のこと。日本では、1920年代に柳宗悦らによるムーブメントを思い浮かべることが多いけど、生活に根ざした機能美や職人の知恵による美しいプロダクトへの精神は、さまざまな国に見ることができるはず。例えば、フランス。華やかな宮廷文化が印象的だけど、農民や労働者、職人たちによる素朴で機能的な「レザール・エ・トラディション・ポピュレール(民衆の芸術と伝統)」と呼ばれた、陶器や籠、家具やリネン素材などの日用品には、素材への繊細な感性や日々の暮らしで培われた知恵が詰まっている。本展では、フランスを拠点に活動するキュレーター、ニコラス・トレンブリーが収集した19世紀後半から20世紀の南フランスの家具や道具を紹介する。フランスの生活文化と日本の民藝の思想。グローバリズムという言葉もまだなかったときだけど、暮らしに根ざした機能美の精神は、時代や国を超えて繋がっているのかも?
インフォメーション
French Mingei
会場:Vague Kobe(兵庫県神戸市中央区海岸通9—2
チャータードビル4F)
会期:2025年11月7日(金)〜12月1日(月)
時間:12:00〜18:00
休み:火、水、木
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