舞台は雪の積もるカナダのウィニペグ。実在する街ではあるものの、本作ではペルシャ語とフランス語が公用語となり、イラン文化が強く反映された場所。架空の設定が加わっている。そんな世界において描かれるのは、メガネを七面鳥に奪われた同級生のために、氷の中に埋まったお札を取り出そうと東奔西走する幼い姉妹と、彼女たちが出会う一風変わった者たちをめぐる人間模様。ところで、ウィニペグの映画監督といえばガイ・マディンという鬼才がいて、彼はこの街がいかに退屈であるかを描くことでお馴染みだ。本作でも、劇中に登場するツアーガイドは、何の変哲もない駐車場を名所として案内する。しかし、にもかかわらず、そんな退屈なウィニペグの風景が、本作ではとんでもなく素敵に映し出されるのはどうしたことか。カメラの置き方次第で世界はこんなにも輝くのかと驚くしかない。その視線は、物語の描き方とも通じている。なぜなら本作が描くのは、一見すると嫌な人々でも、別の角度にカメラを置けばいい人かもしれないことを、オフビートなタッチで伝えてくれる物語なのだから。8月29日よりシネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。
「湘南海街珈琲祭 2026」が気になる。
まるでシアトルやメルボルンのように、スペシャルティコーヒーのカルチャーが街に根差し始めている湘南。穏やかな空気が流れ、人と人との距離が心地よい海街を選ぶロースターが増えていて、まさに日本でも有数のコ...
野外リスニングイベント「EACH STORY」に行く。
標高1,300m、長野県・野辺山高原に広がる「五光牧場オートキャンプ場」。広大な芝生と美しい木々に囲まれたロケーションで、毎秋2日間に渡り開かれるのが、リスニング野外イベント「EACH STORY ...
佐々木亮平さんの個展「Now Then」が気になる。
福岡を拠点に活動する佐々木亮平さんは、普段僕たちが見過ごしてしまいそうなささやかな自然物を描く気鋭のアーティストだ。その柔和でどこか儚い油絵は見る者の視線をじわりと惹きつける。 本展「Now Th...
「YES GOOD MARKET 2026」が気になる。
「非日常のショッピングを楽しめる空間」をコンセプトに、ファッションや音楽、フードなどのカルチャーを「マーケット」という形で発信するイベント『YES GOOD MARKET』。第11回となる今回は、10...
「もぐもぐたべる展」が気になる。
人が食べている姿は、なぜか無性に目を引くものだが、この展示のテーマはただ「食べる」ではなく「もぐもぐたべる」。 これまでも、身近なテーマについてさまざまな展示を開催してきた『PARK GALLER...