古着屋『DEPT』の創業者・永井 誠治の個展が開催される。東京を拠点に制作を行う永井誠治は、これまでもネオン管を使った作品や、古錆びた金属を使ったブリコラージュの立体作品を発表し、独特のユーモアやユニークネスが魅力の作家だ。今回の展示では、車のオブジェを用いた平面・立体作品を含めた、最新の連作が並ぶ。
押しつぶされたその車たちは、立体の構成を再解釈した「キュビスム」の絵画のようにインスピレーションを与えてくれるし、俯瞰した構図は平安時代から発達した日本風の絵画「大和絵」のよう。動きを留め、その姿かたちを改めて観察するための「標本」とも捉えられるか。作家がこれまでに発表してきた作品にも通底する、古いものへの愛着、素材のセレクト、その掛け合わせの妙に溢れる遊び心は今作でも遺憾無く発揮されている。鑑賞者の知覚に楽しげに訴える「化身」をぜひ目撃しに行こう。
インフォメーション
永井 誠治 / Seiji Nagai「化身/Slant」
会場:Vacant/Centre (東京都渋谷区元代々木町27-6)
会期:2025年1月17日(金)〜2月3日(月)
時間:13:00〜18:00
休み:火、水、木
料金:無料
Official Website
https://www.vacant.vc/event/slant
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