古着屋『DEPT』の創業者・永井 誠治の個展が開催される。東京を拠点に制作を行う永井誠治は、これまでもネオン管を使った作品や、古錆びた金属を使ったブリコラージュの立体作品を発表し、独特のユーモアやユニークネスが魅力の作家だ。今回の展示では、車のオブジェを用いた平面・立体作品を含めた、最新の連作が並ぶ。
押しつぶされたその車たちは、立体の構成を再解釈した「キュビスム」の絵画のようにインスピレーションを与えてくれるし、俯瞰した構図は平安時代から発達した日本風の絵画「大和絵」のよう。動きを留め、その姿かたちを改めて観察するための「標本」とも捉えられるか。作家がこれまでに発表してきた作品にも通底する、古いものへの愛着、素材のセレクト、その掛け合わせの妙に溢れる遊び心は今作でも遺憾無く発揮されている。鑑賞者の知覚に楽しげに訴える「化身」をぜひ目撃しに行こう。
インフォメーション
永井 誠治 / Seiji Nagai「化身/Slant」
会場:Vacant/Centre (東京都渋谷区元代々木町27-6)
会期:2025年1月17日(金)〜2月3日(月)
時間:13:00〜18:00
休み:火、水、木
料金:無料
Official Website
https://www.vacant.vc/event/slant
「わたしのまなざし、あなたのまなざし SHIBUYA ART WEEKEND」に行く。
今年の7月4日からヒカリエホールで行われている大規模写真展「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」。石内都さんをはじめとする30名の女性写真家が一挙に展示するこの大規模展の連動イベントとして、「わた...
「あんた最悪、俺も最悪、我々みんな最悪」に行く。
POPEYE Webにて毎日更新中の写真連載「未来のほうからやってくる。」でお馴染み、フォトグラファーの中村寛史さんによる企画グループ展が開催される。タイトルにも掲げられる「あんた最悪、俺も最悪、我...
Yuri Iwamoto 個展「Living Tree」が気になる。
POPEYE Webのミニコラム「タウントーク」にも執筆いただいたガラスアーティストのYuri Iwamotoさん。植物、果実、身体などをモチーフとした作品は工芸の枠を飛び出し、伸びやかで生き生きと...
「マリメッコ展 模様のちから Marimekko: Art of Printmaking -Beauty, Dream, Love」が気になる。
「責任はただ一つ――美である。現実はただ一つ――夢である。 ただ一つの力――愛。」 1926年、わずか14歳の少女だったアルミ・ラティアが日記に綴ったこの言葉は、のちに世界中で愛される〈マリメッコ〉...
『ブック・アクティビスト』Irma Boom: Book Activist 展に行く。
読む人、売る人、作る人。本に関わるすべての人を讃える言葉「ブック・アクティビスト」を掲げた展覧会が、『ATELIER MUJI GINZA』で開催されている。世界的なオランダ人デザイナー、イルマ・ボ...