ライフスタイル

スケシュー、チロリアン、ゴアテックス。新生活にはこの3足。

新生活のためのショッピングリスト。

2024年3月20日

新生活とファッション ’24


photo: Yuki Kumagai
styling: Shuhei Yoshida
edit: Koji Toyoda
2024 年4月 924 号初出

左/¥10,450(ヴァンズ/VANS JAPANカスタマーサポート☎0120·994·250)
中/¥18,370(モンベル/モンベル・カスタマー・サービス☎06·6536·5740)
右/¥66,000(LOBS lobsadventure@gmail.com

Three Is The Magic Number

 毎日よく歩き、街を探索する新生活には長く歩いても疲れない靴と雨にも強い靴が必要だ。そこで、スケシュー、チロリアン、ゴアテックス。一番出番が多いのは〈ヴァンズ〉 スケートラインの「オーセンティック ミッド」。原宿の『Prov』に集まるスケーターたちもざわついた復刻モデルは、定番「オーセンティック」の丈を1ホール分長くしたミッドカット。ボリューム感が増して、合わせるパンツの太さをより選ばなくなった。スケートラインのインソールは衝撃緩和素材POPCUSHþクッションなのでローテクな見た目だが歩きやすい。愛知県豊橋市で蝶を追うバタフライハンター、朝野雄大さんの手掛けるブランド〈ロブス〉が〈ストックナンバー〉に製作を依頼したチロリアンシューズも、疲れない革靴を目指している。柔らかくなめされたホーウィン社のクロムエクセルレザーを使ったアッパーに、軽くてグリップ力のあるヴィブラム社のタンクソールの組み合わせ。革靴に足を慣らす儀式は必要ないので、新生活の即戦力になる。そして、ゴアテックスシューズは隠れた名品の多い〈モンベル〉から定番「クラッグホッパー レザー」を。岩場へのアプローチやハイキングなど山岳活動でマルチに活躍するシューズで、反りを抑えたフラット形状なソールは岩場同様、濡れた都会のコンクリートでも踏ん張りが利く。機能的でありながら、’00年代のスケシューのような見た目も決め手だった。