カルチャー
置物としても存在感を放つ、二度おいしい陶磁器のマグカップ。
部屋に置きたい、今気になるもの。全15個。
2024年2月29日

キム・ホノさんの作品を見て、飲むためものとして使うより純粋にオブジェとして飾りたいと思った。そんな経緯から“陶磁器のオブジェなマグ”に目を向けるようになると、古着屋に置いていたり、飲食店がオリジナルをリリースしていたり、思いのほかいろいろなものを発見! 例えばこんな15個が欲しい。
1. 〈ロイヤルコペンハーゲン〉のイヤーマグ

〈ロイヤルコペンハーゲン〉で1967~2014年まで毎年発売されていたイヤーマグ。全てハンドペイントだった’86年までのものが特に狙い目で、こちらはボディル・ブッチがデザインした’75年製。Φ100×H330mm。(セイン☎︎03・6412・7463)
2. 〈加藤工芸〉のコーヒーカップ

アメリカをメインに、海外への輸出用アイテムを手掛けていた今は無き〈加藤工芸〉が’80年代に製作したもの。取っ手の形までどこをとってもポストモダンを感じる。Φ90×H130mm。(スイムスーツ デパートメント☎︎03・6804・6288)
3. 紙のような白磁製マグ

淵に紙の風合いをもつ白磁製のこちらは、プロダクトデザイナー小松誠さんがデザインしたMoMAのパーマネントコレクション『クリンクルシリーズ』。ツルツルとくしゃくしゃが見事に共存。Φ80×H96mm。(セラミック・ジャパン☎︎0561・42・0182)
4. 豊満なヌードマグ

アンディ・ウォーホルの映画「ブルー・ムービー」を皮切りにポルノ黄金期を迎えていった’70年代アメリカ。その真っ只中に作られたと思われるヌードマグを、ギャグであり文化として、さらりと日常使いができる大人になりたい。Φ75×H130mm。(セイン☎︎03・6412・7463)
5. ‘80年代らしいカップルマグ

オランダを本拠地とする電気機器メーカー〈フィリップス社〉が‘70〜’80年代にノベルティとして制作したもの。ペアルックのイラストはもちろん、腕組みしたキュートな取っ手にとにかくやられてしまった。Φ75×H65mm。(ディティーツールス☎︎03・3460・7636)
6. 出西窯のスープマグ

スープ用として製作されたこちら。民藝運動に深く影響を及ぼした陶芸家バーナード・リーチから指導を受けた「ウェット・ハンドル」という手法が用いられ、びっくりするほど持ちやすい。用の美とはこのことか! Φ130×H55mm。(出西窯☎︎0853・72・0239)
7. 華やかなジャンボマグ

‘80年代にイタリアを中心に活動した世界的に有名なデザイン集団・メンフィスの一員だった、ピーター・シャイアーが主宰する〈エコパークポタリー〉の逸品。大きめのマグってなんか好きだなぁ。Φ120×H110mm。(スイムスーツ デパートメント☎︎03・6804・6288)
8. キム・ホノさんのアートピース

球体を2つに分割した後に各要素へ再構成したという、とにかく自由なエネルギーが伝わってくるこちらは、愛知県を拠点に作陶を続けるキム・ホノさんの一点モノ。友達の家にあったら普通に嫉妬する。Φ140×H100mm。(ディエチ☎︎06・6882・7828)
9. ジミー・カーターのピーナッツマグ

ピーナッツ農夫からアメリカ大統領へのし上がり、遂にはノーベル平和賞を受賞した政治家ジミー・カーターの風刺的マグ。製造年である‘70sの空気感が感じられるし、持ち手までナッツにした行き届いたデザインもイイ。Φ75×H130mm。(セイン☎︎03・6412・7463)
10. サンフランシスコのスタックマグ

サンフランシスコ発の老舗陶器メーカー〈ヒース・セラミックス〉のテーブルウェアは釉薬(ゆうやく)の美しさが特徴。でも何より、‘40年代から製法もそのままにハンドメイドで作り続けてきたブレないスタイルに勝るものはない。Φ80×H90mm。(プレイマウンテン)
11. ’70年代のタフなブルーウェーブ

重厚感のある’70年代製のマグは、持ち手という概念を疑いたくなるほど一体化したフォルムと、波が打ち寄せていくような釉薬がたまらない。モーニングコーヒーに海の香りが加わりそうだ。Φ80×H115mm。(ザ ヌーン☎090・6233・7262︎)
12. ファニーフェイスマグ

〈ブラウンバイツータックス〉の本間良二さんが、創業200年を誇る笠間焼きの窯元と共同制作したファニーな逸品。ひとつひとつ手作りなので、カラーごとに色味や顔の表情が違うのも見どころ。Φ90×H120mm。(ブラウンバイツータックス☎03・5724・7232︎)
13. オアハカの黒陶

カラフルな色彩が印象のメキシコ雑貨において、オアハカのコヨテペック村で作られるバロ・ネグロ(黒陶)は避けて通れない存在。乾燥する直前にメノウ石で磨き上げることでニブい光沢がでるのだとか。Φ70×H95mm。(トンボラ☎06・6210・3976)
14. Suffering Bastard

マグといえば取っ手だけど、これを見るとないのもアリ! サンフランシスコ発祥で、ホテルニューオータニに1974年からある国際的レストランがリリースしているティキマグ。飲み物を入れてもよし、飲み口が狭く高さがあるからペン立てにもいいかも。Φ60×H150mm。(トレーダーヴィックス 東京)
15. メキシコの伝統的なショットマグ

ショットマグという選択肢も。「バロロホ」という呼び名を持つ、メキシコの小さな村で伝統的に生産されているこちらは、窯ではなく野焼きで仕上げた素朴さがむしろ良い。小さすぎて蒸留酒メスカルをクイっといくしか道はない。Φ40×H70mm。(トンボラ☎06・6210・3976)
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