カルチャー

☑️今週末のTO DO LIST

面白いことはすぐチェック。予定を埋めてエンジョイ!

2022年12月24日

text: Ryoma Uchida, Keisuke Kagiwada(movie&book)

クリスマスだ。
家にいても外にいても、一人でもみんなでも、今週をエンジョイできる
おすすめコンテンツを一気に紹介!


☑MOVIE

『ホワイト・ノイズ』
ノア・バームバック(監)を観る。

『フランシス・ハ』が現代を生きるシティボーイ&ガールの教科書になって久しい。その監督(ノア・バームバック)、主演(グレタ・ガーウィグ)、助演(アダム・ドライバー)による再タッグを拝めるのが本作。描かれるのは、化学物質の流出事故に見舞われ、死を恐れるあまり錯乱してしまった大学教授が、家族とともに演じる逃走劇だ。原作はドン・デリーロの同名小説。ここ数年、『プロット・アゲンスト・アメリカ』(原作はフィリップ・ロスの『プロット・アゲンスト・アメリカ もしもアメリカが…』)とか、『レア・セドゥの いつわり』(原作は同じくロスの『いつわり』)とか、アメリカのポストモダン文学の映像化が相次いでいるけど、これは何を意味しているんだろうか。一部劇場にて公開中&12月30日よりNetflixで配信。


☑EVENT

流線形『3号線』7インチシングルレコード/
ナツ・サマー&流線形『SUN KISSED LADY』カセットテープ発売!

クニモンド瀧口によるプロジェクト流線形。その代表曲『3号線』のボーカルに堀込泰行(キリンジ)を迎えたセルフカヴァーヴァージョンが7インチアナログ化! また、今夏発売されたナツ・サマー&流線形のフルアルバム『サン・キスド・レディー』がカセットでもリリース。どちらも12月21日発売。このチャンスにぜひゲットしよう!


☑TV&RADIO

12月17日(土)21:00〜テレビ東京『出没!アド街ック天国「新宿三丁目」』

ゲストに加藤登紀子、玉袋筋太郎をむかえた15分拡大SP。
新宿三丁目といえば、『ハウス オブ ペイン』の井上さんに紹介してもらったロングカクテルでも飲みに行こうかな!

12月25日(日)16:00〜TOKYO MX『おぎやはぎのハピキャン』を見る。

キャンプ初心者のおぎやはぎが、ハッピーな仲間と一緒にキャンプを体験!
まったりクリスマス〜。


☑PICK UP

クリスマスな週末におすすめ記事3選。
画像をタップで記事へ!

ここは日本で最初のクリスマスショップ
(クリスマスカンパニーさんによるタウントーク)

阿寒湖冬のお話
(阿寒ネイチャーセンターさんによるタウントーク)

私のいえは、東京 山のうえ Vol.23


☑BOOK

『唐突ながら ウディ・アレン自伝』
ウディ・アレン(著) 金原瑞人、中西史子(訳)を読む。

タイトルの通り、「たしかに唐突だなぁ」と思わずにはいられないウディ・アレンの自伝が登場だ。少年時代から映画界での日々、それから例のスキャンダルについてまで、自身の言葉で語られる。今、ウディについては率直に好きと言いにくい空気があるが、彼の映画に深く影響を受けちゃったことがあるならとりあげず本人の声に耳を傾けるべし。¥3,630/河出書房新社


☑ART

The ghost in the room
@TENSHADAI

「The ghost in the room」。お化け屋敷のことではない。いや、ある意味そこはお化け屋敷なのかもしれない。往々にして現代美術というものには、市場での価値や社会における価値、そして作家やキュレーターの意匠や意図など様々なレイヤーが張り巡らされている。ゆえに鑑賞者は作品への解像度を上げなければその「本質」は不可視なのだ。そういった意味で作品の「本質」を存在の曖昧な幽霊と例えているというわけだ。そんな幽霊蠢く会場でぜひ”霊視”してみてはいかがだろう!

会場:TENSHADAI
会期:2022年12月2日(金)〜12月26日(月)
時間:13:00〜19:00
金・土・日・月・祝日はアポイントなしで来場可。
火・水・木曜はアポイント必須。※当日アポイントは無効

ハイドルン・ホルツファイント「こんな今だから。」
@ASAKUSA

ハイドルン・ホルツファイント《the time is now.》 (映像スチル、2019年). (C) Heidrun Holzfeind.

オーストリア出身のアーティスト/映像作家のハイドルン・ホルツファイントがここ日本で制作した2つの映像を軸としたインスタレーション作品《the time is now.》(2019)を展示。映像では、東京都現代美術館での展覧会も記憶に新しい吉阪隆正の設計による「大学セミナーハウス」を舞台に、シャーマニック・インプロ・デュオ「いろ」による神楽舞と即興演奏が繰り広げられる。根底に流れるアニミズムの世界観を通して、より広い視野で”今”を見つめることができるはず!

会場:ASAKUSA
会期:2022年12月3日(土)〜12月30日(金)
時間:12:00〜19:00 *金土日のみ開廊