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『黒帯の映画人 柔道と映画に捧げた人生』 を読む。
ティエリー・フレモ―とは、2007年よりカンヌ国際映画祭総代表を務め、リュミエール研究所で“映画の父”ことリュミエール兄弟の作品の保存と初期のシネマトグラフ映画の復元に長年携わる生粋の映画人。近年はそ...

『日本映画の「働き方改革」 現場からの問題提起』を読む。
映画を観ることは楽しい。しかし、その楽しさが、誰かの労働力の産物であることは忘れちゃいけない。今、ハリウッドで巻き起こった#metoo運動が邦画界にも波及し、様々な意味で問題含みの労働環境を見直す機運...

『ミュージカル映画が《最高》であった頃』を読む。
日本を代表する演劇研究家が、黄金時代のミュージカル映画について語り明かした一冊。ページを繰るごとに蒙を啓かれるが、とりわけ当時を代表するスターであるフレッド・アステアとジーン・ケリーについて、前者が「...

『サニー』を読む。
日本を舞台に、在日外国人スージーと、行方不明となった夫が遺した夫が最先端の家事ロボットをめぐるダークスリラー。ラシダ・ジョーンズや西島秀俊なんかが出演したAppleTV+ドラマの記憶も新しいが、それに...

『老いぼれを燃やせ』を読む。
ディストピア小説の傑作『侍女の物語』で知られる、アトウッドの短編集。タイトルが強烈すぎる表題作では、老人ホームに火をつけて回る集団と対峙する老女を描いているのだが、「老人の延命治療に社会保障費を使う...

『クチから出まかせ 菊地成孔のディープリラックス映画批評』を読む。
菊地さんが『UMO』に14年間連載している、語り下ろし映画時評が1冊になった。それにしても、「クチから出まかせ」とは言い得て妙。もちろん、確かに語り口は軽妙洒脱だが、その「出まかせ」がセンスや知識に...