Jonas Mekas, Gozo Yoshimasu and Kobo Kumashiro, Tokachi, 1991, 2009. ©︎ Estate of Jonas Mekas. Courtesy Take Ninagawa, Tokyo.
『ウォルデン』『リトアニアへの旅の追憶』など類例のない数々の「日記映画」を残した戦後実験映画の先駆者ジョナス・メカスと、身体を震わせて言葉を放つ独自の朗読パフォーマンスから「全身詩人」という異名を持つ日本現代詩の巨匠、吉増剛造。2人は長年親交があり、ときに互いの作品に登場するなど、影響を及ぼし合ってきた。そうした対話に焦点を当て、両者の作品を並べた展示が開催中だ。会場には、吉増とともに日本を旅する様子を16mmフィルムで記録したメカスの『On My Way to Fujiyama I Saw…』(1996) が流れ、撮影時の情景をポラロイドの裏面に書き記した吉増の『瞬間のエクリチュール』(1999-2000)が並ぶ。デジタル化により、匿名性を持つコンテンツが多量に溢れる現代の今こそ、親密な関係性を持った上で、どこか個人的な表現を生み出す両者の眼差しを感じてみたい。
インフォメーション
ジョナス・メカス / 吉増剛造 展
会場:Take Ninagawa(東京都港区東麻布2-14-8)
会期:2026年5月16日(土) 〜7月11日(土)
時間:11:00~19:00
休館日:日・祝・月曜日
Official Website
https://www.takeninagawa.com/exhibitions/14707/
「柳宗悦が出会った沖縄の美 琉球の民藝」が気になる。
鮮やかな紅型の衣裳、南国の光を映したような織物、大胆で力強い壺屋焼、暮らしと芸能が自然につながる独特の文化。そんな伝統が色濃く残る沖縄を「宝の山」と評した柳宗悦。1938年に初めて訪れて以来、生涯に...
「1978」展に行く。
写真をアートとして初めて日本に体系的に紹介した草分け的なギャラリー『ツァイト・フォト・サロン』(1978年、日本橋に開廊)。創設した故石原悦郎さんは、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ブラッサイなど欧...
佐内正史展「佐内さん」が気になる。
雑誌『写真』Sha Shin Magazine vol.9刊行記念による、写真家・佐内正史さんの展示「佐内さん」が開催中! 佐内氏は1997年に写真集『生きている』で鮮烈なデビューを果たし、2003...
『撮影』を読む。
1995年生まれの写真家、竹久直樹による本作は、彼がライフワークとして撮り溜めてきた「展覧会の記録」を編纂した一冊。その撮影舞台は、一般的な美術館やギャラリーにとどまらず、野外や廃墟といった非日常的...
「へそ」が気になる。
人も物も情報もひしめく都会だからこそ、自分だけの“スポット”を見つけると、実家の部屋の角にあった子供のころの秘密基地のような特別さと安らぎを感じる。河川敷や橋の下など、そんな使われ方が定まりきらない...