中国の長安(現在の西安)を起点とし、中央アジアを経由してローマに至る古代の交易路網「シルクロード」上に位置する中央アジアは、古代よりさまざまな民族が行き交ったことで多様な文化が生まれてきた。そんな中央アジア諸国の工芸品を集めた展覧会が、『渋谷区立松濤美術館』で開催中。砂漠地帯の遊牧民が多いトルクメン人による細かい刺繍や文様で形作られた女性用被衣(チルピ)や、銀製の装身具である背飾り(サチュモンジュク)など同地域の手仕事を目にできる貴重な機会だ。
そもそも中央アジア諸国(現在のウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン)地域は、かつてソビエト連邦領だったこともあって日本国内にその情報が入りづらかったという。装飾品としてだけではなく、砂漠という厳しい環境から身を守るための知恵と祈りのかたちとも言われている展示品をとおして、彼・彼女らの知られざる生活と文化に出合ってみよう。
インフォメーション
展覧会「中央アジアの手仕事」
会場:渋谷区立松濤美術館(東京都渋谷区松濤2-14-14)
会期:2026年4月11日(土)〜6月14日(日)
時間:10:00~18:00(金曜日のみ20:00まで)
休館日:月曜日
Official Website
https://shoto-museum.jp/exhibitions/211asia/
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