標高2105メートルの飯豊連峰が連なることから「東北アルプス」と呼ばれる山岳地帯、山形県小国町。町の9割が森林を占めるこのエリアでは毎年春になると、「マタギ」の祭典が開催される。恵みをもたらす山の神に感謝し、狩猟した熊を供養する300年続く由緒正しき奇祭だ。神事はもちろん、熊狩りの模擬実演、熊を追う「勢子」に扮して声の大きさを競う勢子大会などが行われる他、会場では数量限定の熊汁、毛皮や熊の油なども販売される。昨今、熊の出没ニュースを目にする機会が多くなってきたけど、一方でこのように古来から祭る人たちもいる。野生動物と人の棲み分けについて自分なりに考えるには、両者の視点を持つことが大事じゃないだろうか。
1985年、哲学者の梅原猛は「小玉川熊まつり」に訪れ、以下の即興詩を作ったという。
熊は客 ブナは友
客を大事に 友と親しみ
心けだかく 嘘をつかない
強い男に私もなりたい
こいずみは こいずみは
インフォメーション
小玉川熊まつり
場所:国民宿舎「飯豊梅花皮荘」脇(山形県西置賜郡小国町小玉川)
会期:2026年5月4日(月)
時間:開式10:00、模擬の熊狩り&勢子大会10:30~
お問い合わせは主催の熊まつり実行委員会まで
☎️0238・62・5130
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