6月に発売され、即完売となっていた慶伊道彦さんによるスタイルブック『In love with IVY “恋するアイビー”』が、12月に新装版として登場した。ネクタイブランド〈フェアファクス コレクティブ〉の創業者であり、長年にわたりアイビースタイルを実践してきた慶伊さん。本書は、慶伊さんが“いま改めて向き合いたいアイビー”をテーマに、約半年をかけて制作した一冊で、25年の6月に初版を発売。1960年代の映画に登場する男たちの装いを手がかりに、シアサッカーやマドラスチェック、ポロコートといった定番アイテムを、自身の視点で再解釈。春夏秋冬、それぞれの季節に寄り添う着こなしが、丁寧な文章とともに綴られている。
特徴的なのは、トレンドやルールを押し付けるのではなく、「好きだから着ている」という感覚が、全編から伝わってくるところ。アイビーに詳しい人はもちろん、これから興味を持ちたい人にとっても、肩の力を抜いて読める構成になっている。“好きだからこそ楽しむ”ための教科書”としてまとめられた本書の初版は、アイビー好きの間で好評を博し、即完売となった。
今回の新装版には、“Director’s Cut”という名前が付けられ、初版の内容を土台に、大幅なボリュームアップと改訂が施されている。ページ数は175ページから223ページへと拡大。「出し切れなかった写真や文章」を再編集して収録し、文章やコラム、追加アイテム紹介やスタイル写真の入れ替えなど、情報量を増しているという。これは、本人が「今の自分のレベルでのアイビー本としてこれ以上ない出来」と語るほどの内容だ。装丁にも変化が加えられている。表紙と裏表紙のイラストを、新装版のための特別仕様にした描き下ろしの表紙カバーに。すでに初版を持っている人でも、つい手に取りたくなる仕上がりだ。
イラストレーターの綿谷寛さんが描いた表紙のイラストに加え、バックカバーには友人の大平氏による新たなイラストが添えられており、細部の違いを楽しめる仕上がりとなっているという。遊び心も加わり、慶伊さんも「本文の一部に“ウォーリーをさがせ!”的な楽しさを仕込んだ」と、自身のブログで語っている。
アイビーを「守るもの」でも「学ぶもの」でもなく、「楽しむもの」として捉え直す。そんな慶伊さんのスタンスが、今回の新装版ではよりはっきり伝わってくる。販売店舗は、「マグニフ神保町店」と、「BEAMS B印マーケット/個人商店」の2店舗。前回買い逃した人はもちろん、すでに読んだ人にも、改めておすすめしたい一冊だ。また完売となってしまう前に、ぜひ手に入れてほしい。
インフォメーション
慶伊道彦
1947年生まれ。1976年、青山にてネクタイブランド<フェアファクス>を創業。アイビーをはじめ、アメトラファッションに関する知識の博覧強記ぶりで知られる。<フェアファクス>という社名は、当時ワシントンにあったフェアファクスホテルからインスパイア。小さくても品性あるブランドを目指し、ネクタイだけでなく、カジュアルシャツ、スーツなどを分野に入れていた。現在はYouTubeチャンネル「Kay Standard Style Tokyo」をはじめ、各種SNSで情報発信中。
Official Instagram
https://www.instagram.com/kay.ivy.album/
Official YouTube
https://youtube.com/channel/UCxj5YwwDwalluSQ6hfmncQw
『In love with IVY “恋するアイビー”』新装版 “Director’s Cut”
発売日:2025年12月7日
価格:税込 ¥3,960 + 送料
判型:縦195mm × 横140mm / 223ページ
表紙カバー付き(新装版特別仕様)
英語テキスト併記
文章追加・写真入れ替え・コラム強化など 大幅増補改訂版
販売店
◯12/6〜
マグニフ神保町店
Magnif
https://www.magnif.jp/
https://www.instagram.com/magnif_zinebocho/
(海外発送対応あり)
◯12/15〜
BEAMS B印マーケット/個人商店
[Hideki Takahashi]
https://www.instagram.com/takahashi.hideki.790/
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