日本有数の織物産地のひとつ、山梨県富士吉田市。歴史は古く、富⼠⼭の清澄な伏流⽔が流れる豊かな地で、産業として1000年以上続いてきた。そんな文脈を根底に、2021年よりスタートした国内唯一の「布の芸術祭」が今年も開催! テキスタイルの新たな可能性を模索し発見するイベントだ。期間中は現代美術家・安野谷昌穂さん、台湾を拠点とする作家・Jialing Lee、バイオアートを主に手掛ける齋藤帆奈さんなど約30名の方による展示が、使われなくなった織物関連の工場や小学校プールといった街の各スポットで行われる。曰く、「産業の記憶の保存と街のアイデンティティ形成」のためだそう。
今年のテーマは「織り⽬に流れるもの」。織り⽬の下にこそ、この地の地下に流れる水脈のように、無数の⾒えない⼒が⾛る。⼿のリズムや⼟地の気配が、織物の下層で脈打つ。ある種の“わかりやすさ”が重視される現代を軽やかに生きるためにも、可視化されないもの、布の下に潜むものにピントを合わせてみよう。その深層はきっとヒントが溢れているに違いない。
インフォメーション
FUJI TEXTILE WEEK 2025 布の芸術祭
日程:2025年11月22日(土)~12月14日(日)
会場:⼭梨県富⼠吉⽥市下吉⽥本町通り周辺地域
時間:10:00〜17:00(会場により16:00閉館)
※最終入場は各会場閉館30分前。
Official Website
https://fujitextileweek.com/
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