TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
【#2】スキーは飛べる!
執筆:田中嵐洋
2026年2月21日
スキーは翼をさずけてくれる。
レッドブルのコピーでよく使われているフレーズをパクってみるのだが、これは本当の話。
かれこれ僕がスキーを始めたのは3歳くらいからだったと認識している。もちろん3歳で認識していたことはないのだけれど、オトンからざっくりとそう聞いていた。
子供の頃はどんな斜面でもスキー板を八の字にして滑る大技、その名も『ボーゲン』で直滑降をしていたそうだ。
止まり方を知らないだけの暴走機関車だったのだろう。
僕は現在43歳になるのだから、なんと40年もスキーを続けてきたことになる。
ちなみにスキーでアスリート活動をしていたことはないので、選手にありがちなスランプや挫折、そして成功者のみぞ知る栄光は味わっていない。
ただひたすらに、スキー好きが3歳から続いているのだ。
スキーの魅力は多く、年齢によっても楽しみ方は変わる。
子供の頃はたまたまゴンドラで乗り合わせたお姉様方にお菓子をもらえた。
小さい体で猛スピードで滑っていると、「すごい」と言われる。
スキー場に向かう道中はオトンが車を走らせていたので、夢から覚めると雪国にワープしているのも楽しかった。
今では、スキーに向かう運転中に、用意しておいたスキーに合う音楽リストを聴くことが楽しくてしょうがない。
リフトに乗っている間、ジャケットに空から舞い落ちる結晶を眺めるのも楽しい。
どうかどこにも行かないでほしいと、その出会ったばかりの結晶に愛すらも感じているのかもしれない。
スキーが人生に存在することで、自然の見方、考え方も学んできた気がする。
ゲレンデへ向かうまでの道を最高に盛り上げてくれる、SKI CLUBのプレイリスト。こちらは2026年版!
と、カッコつけておいてなんだが、スキーの魅力の大半を占めるところに道具の存在があると僕は思う。
だってスキーはスキー道具なくしては滑れませんから。そしてスキー道具にこだわればこだわるほどに、スキーの上達も変わるし、なんなら雪上でのテンションも間違いなく変わるのである。
お気に入りのスキーウェアを着て、カッコ良いスキー板を使う。ロボットダンスのような動きになるスキーブーツも、履いてみた瞬間に、なぜか自分が強くなった気もしてしまうのだから不思議である。
ゴーグルをつければ、体の中心からやる気がみなぎるのも不思議だ。
そうそう、聞くと大抵の人はスキーブーツを買ったその日は、必ず家の中でブーツを履いて歩き回る。
スキー板を買った人は、家の1番良い位置に必ず飾っている。
スキーはゲレンデに行く前から、そう、ずっと前から楽しいのである。
そうだ、スキー道具の選び方を教えてほしいなんて言われるのだけど、答えは1つ。
1番カッコよくて、もしくは可愛くて、おしゃれなデザインを真剣に選ぼう。
お気に入りを選ばなければ、スキーは続けれないのである。
とは言いつつも、スキーを始める方はぜひスキーショップの優しい店員さんに、「スキーを始めたいのです!」っと気持ちを伝えよう。必ず、1番良いスキー道具を教えてくれるはず。
僕にスキーの楽しさを伝えてくれた、スキーが好きなおじさん Mr Snowflake。彼の笑顔を見ているだけで、スキーがどれだけ楽しいかがわかるのだ。
Mr Snowflakeのスキー道具は全部ボロボロ。要は大事なことはスキー道具ではなくて、スキーに行くことなのだ!
さあ、スキー道具をゲットしたら、あとは真っ白なゲレンデで勇気を出して滑り出すのみ。
すると、体が浮いて空を飛んでいるような感覚に包まれる。
僕がスキーで1番好きなこと、それは翼が生えるところである!
それではみなさん、ゲレンデでお会いしましょう。
Ski You Later!
プロフィール
田中嵐洋
たなか・らんよう |クリエイティブ・ディレクター、SKI CLUB プロデューサー。1983年、三重県生まれ。アウトドアブランドのマーケティングやPRを経て、スポーツ・アウトドア業界でフリーランスのディレクターとして活動。スキーの楽しさを多くの人へ伝えるために、日々スキーに没頭する。
Instagram
https://www.instagram.com/ranyo_tanaka/
https://www.instagram.com/skiclub_magazine/
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