TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム
【#2】映画に導かれて、西へ
執筆:マシュー・ケルソン
2025年12月17日
映画との物語は、デトロイトにある廃校を利用して作られた「ザ・バートン・シアター」から始まりました。2年の間、ザ・バートンには人が集い、街のシネマが蘇るとどういうことが起きるかを見せてくれました。しかし、人生というのは思うようにいかないもので、古い学校のリースを失ってしまってからは、次なるステージを模索する日々が続きました。デトロイトに別の映画館を作るのか、全く新しい何かを始めるのか……。
結果、西へ行くことに。
ロサンゼルスへは行ったことがなかったものの、そこが自分の行くべき所だとなんとなく感じていました。映画『Los Angeles Plays Itself』を観た後、16mmのプロジェクターなど自分の持ち物すべてをVolvo 240に詰め込んで太平洋へ。キャンプをしながら西へ進み、ロス到着前夜にはラスベガスの大きなピラミッドホテルに泊まりました。
到着した瞬間に、私はこの街に一目惚れしました。周りの山々、ヤシの木、海……デトロイト出身の自分にとって、それは夢のような光景でした。
就職先は決まっていなかったけれども、ザ・バートンで上映したことのある映画の配給会社を全て訪問しました。その結果『ミステリアス・スキン』などで知られる監督グレッグ・アラキやタイの名作『ブンミおじさんの森』の米国の配給会社であるストランド・リリーシングで仕事をすることになり、長年憧れていた映画クリエイターと一緒に働くようになったのです。
そこから人生は思わぬ方向へと進み、「ネットフリックス」に入社しました。当時、ネットフリックスは主にDVDレンタルの会社で、その後の展開は全く予測していませんでした。この仕事を通じて、自分はメキシコからベルリン、インド、やがて日本と、想像もしなかった場所へと広がっていきました。
そうしてCineYamaへと近づいていきました。
来週は、日本でスタジオの仕事からから少しずつ離れ、「廃園になった幼稚園に小さなシネマを作る」という原点に戻って行くことになった話をお送りします。
プロフィール
マシュー・ケルソン
アメリカ・デトロイトで、廃校を利用した100席のアートハウス映画館「バートン・シアター」を共同設立。その後、Netflixに10年以上勤め、オリジナル映画やシリーズのプレミアや特別試写会の技術的な企画・実行を世界各地で担当。現在は妻と2人の子どもと共に山梨の里山に住み、廃園になった幼稚園を「CineYama(シネヤマ)」というミニシアターに作り変えています。日本と世界の映画を紹介する、新しいシネマを作っています。
Instagram
https://www.instagram.com/cineyama
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