TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#4】こころ

執筆:はいだしょうこ

2025年9月2日

コラム最後の回。

今回のテーマは、「こころ」です。

私は子供の時から、人見知り引っ込み思案、恥ずかしがり屋で泣き虫の甘えん坊。

言いたいことは、母や姉がいつも言ってくれていたので、自分でお話しするのは今でもあまり得意ではありません。気持ちを伝えるって大事だけど、勇気がいるし難しいですよね。私の言葉でどなたかが傷ついていないか。などいつも気にしています。

言葉によって、一度傷ついた心の傷は、なかなか「かさぶた」になってくれないことを知っているからかもしれません。

私には、誰にでも「こころ」を開くイメージがあるみたいで、誰とでも仲良くなれそう!とか、お友達がたくさんいそう!とか言われますが、安心してください。

そんなことはありません。笑

人とお話するのは、苦手で苦労しています。

人見知りと、なかなか心を開かない。という私の中の困ったちゃんがいること。

そして、楽しいことも大好きで、人の笑っている顔も好きだし、よっぽどのことがない限り人を嫌いになることもなかなかありませんが、、、。ん?なんか合わないな。とか、

嫌なことをされたり、悲しいことがあったりしたら、ギリギリまで我慢して我慢して、限界まで来たらそのシャッターが「ガシャーン」と音を立てて閉まってしまうことがあります。笑

怖いでしょ。笑

そして、そのシャッターが閉まった時には、「もう、いいや。」となっているので、よっぽどのことがない限り、もう開くことはありません。笑

夏最後のホラーみたいになっちゃった!笑

案外、好きと苦手。がハッキリしているんだと思っています。

本当の気持ちを我慢せず、素直に話せたり、涙が流せたりと、私がこころを許している姿をみせられるのは、さらに奥にある、心のシャッターをあけれる鍵をもっている、わずか数人なんですよね。

なかなか心を開けないからこそ、前回書いた内容の日々の安心感。ちょっとした言葉の小さな積み重ねが信用に繋がり、自分の中でも大事にしている部分なんだと思います。

自分に寄り添ってくれる方が1人でもいたら幸せなことで、信じてそばにいてくれて大切にしてくれる人は、私も何があっても一生守りたいし、助けたいという強い思いがあるのでした。

これからも、思いやりを持って、「こころ」を大事に、笑って生きていきたいです!!

コラム全4回、読んでいただいてありがとうございました!!また、どこかで。。。

プロフィール

はいだしょうこ

はいだ・しょうこ|東京都出身。作曲家の中田喜直のもと、幼少期より童謡歌手として全国各地のコンサートをまわる。1998年、宝塚歌劇団に入団し娘役として活躍。2003年、NHK「おかあさんといっしょ」第19代うたのおねえさんに就任。番組卒業後もNHK大河ドラマ「真田丸」に出演するなど、幅広い年齢層から人気を集めている。ピアニストの実父と共演しているCD「中田喜直の世界ほしとたんぽぽ」も発売中。最近では、YouTube「はいだしょうこの歌とか、、、」でも数多くの歌を届けている。

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