カルチャー

シティボーイの憂鬱書道大会/結果報告

2021年6月11日

 連載『シティボーイの憂鬱』のムック本発売を記念して開催した『シティボーイの憂鬱書道大会』。ひょっとして誰も参加してくれないのではという憂鬱を抱えながら見切り発車しましたが、なんと数十人規模の参加者が! 筆ペンNG、リアル筆のみOKという無駄に高いハードルを設けたにも関わらず参加いただいた変わり者(リスペクトを込めて)の皆様、ありがとうございました!

 早速ですが優勝者の発表に移りたいと思います。
 今回の優勝者は中学3年生の彩さん(ニックネーム)。※保護者許可済み

彩さんの憂鬱
 SNSのポパイが好きで、雑誌を買ってみたらまさかの男性誌で憂鬱。私が前見たのは“ガールフレンド”だったのか⋯。今回も“シティボーイ”だけど別にいいよね?世間の風潮はジェンダーレスだと祈る。

編集部選考理由
 別にいいよ! と思わせてくれた彩さんの憂鬱が高ポイントでした。そして、斬新なレイアウト、シンプルにかなり綺麗な字、かわいらしい落款すべて素敵で優勝となりました。そろそろキャップ届きましたか?

 優勝者発表で終わろうと思ったのですが、他の参加者のレベルの高さをみんなに見て欲しいということで、掲載許可をいただけた方の作品を紹介していきます。スペースの関係上で肩書き、年齢、名前などは割愛させていただきました。

参加作品ギャラリー

シティボーイの憂鬱書道大会
シティボーイの憂鬱書道大会

 いやぁ、それにしてもうまい。
 参加いただいた皆様、本当にありがとうございました! またこういう企画やっていきたいと思います!

発売中!

特別編集『シティボーイの憂鬱』

クラブにいけばダンス経験がないのに踊らないといけない、試着をしてゆっくり顔を見たくても自分より数倍オシャレな店員さんが見つめてくるので落ち着かない、飲みに行ったら参加メンバーがほぼ帰国子女で会話の8割が英語だったりする、「好きな映画なに?」という質問が唐突に飛んでくる……。

ただでさえ日常は辛いことだらけなのに、都市には特有のブルースが隠れています。この本は『POPEYE』で現在も続く「シティボーイの憂鬱」という連載コラムをまとめたものです。編集部で働くメンバーがそれぞれの憂鬱を披露しながら作り上げました。挿絵を描いてくれたのは漫画家の蛭子能収さん。いつもとはちょっと違う、ダサくて、ズルくて、情けなくて、切ない、シティボーイのライフスタイルサンプルです。1,320円(税込)。