ファッション
LET’S BE HANDSAM.
photo: Tatsunari Kawazu
styling: Shuhei Yoshida
grooming: AMANO
edit: Koji Toyoda
2025年6月10日

ユーズドの「ラルフローレン」のデニムシャツ¥9,790、ユーズドの〈リーバイス〉のデニム 「501」¥18,590 (ともに古着屋JAM 原宿店☎03・6427・3961) ベルト¥25,300 (レグロン/シップス インフォメーションセンター☎0120・444・099) ローファー¥47,300 (ノア/ノア クラブハウス☎03・5413・5030) その他は私物

「ハンサムという言葉はHand +someの造語で、元々は“手頃な”とか、“扱いやすい”とかを意味していたらしい。それが16世紀頃になると、今僕らが連想する“見栄えが良い”という意味として使われるようになったそうなんだよね」
そんな普通に暮らしていたら一生知ることのないトリビアを教えてくれたのは、POPEYEのファッションページで幾度となくグルーミングを担当してくれるヘアアーティストのAMANOさん。つい先日、笹塚の駅近に、“見栄えの良い”理容室『handsam』をオープンしたばかり! いつもなんだかしっくりこない。理想と現実のギャップにいつも悩まされがちなシティボーイは、この店の門を叩くといい。
「笹塚や幡ヶ谷あたりでバーバーをやりたいんだよね」と、常日頃から話していた空想がようやく実を結んだこの店は、アメリカの古き良きローカルバーバーがモチーフ。内外装は、この手のものを作るに長けた〈モーブレーワークス〉の鰤岡力也さんが担当し、床屋を象徴するサインポールは、ネオンアーティストのWAKUさんによるもの。顔と顔が向き合った騙し絵のようなユニークなロゴデザインや窓ガラスのサインペイントは、『IPMatterSUPERSTORE』の古川正史さんが手掛けた洒落た空間になっている。
それだけにとどまらず、お客さんが順番待ちするための椅子は、’70年代のオールド〈イケア〉で揃えられ、小気味の良いグッドミュージックを鳴らすスピーカーは、英国の老舗オーディオメーカーの「ロジャース」。薄型軽量のアンプは、こちらも同じく英国のオーディオメーカー「オーラ」をセレクト。そして、肝腎要のバーバーチェアは、国内外の床屋でお馴染みの「タカラベルモント」のヴィンテージ品をレザーを張り替えてオーバーホールしたと言う。本棚に、小林まことの名作漫画『ホワッツマイケル』が並ぶあたりも抜かりなし!

ユーズドの「ブルックスブラザーズ」のシャツ¥5,390 (古着屋JAM 原宿店) ネクタイ¥9,900 (エンジニアド ガーメンツ ☎03・6419・1798) ブラックデニム¥31,900 (アナトミカ/アナトミカ 東京☎070・3144・0378) タッセルローファー¥203,500 (クロケット アンド ジョーンズ/シップス インフォメーションセンター☎0120・444・099) その他は私物


ユーズドの「ディッキーズ」のワークシャツ¥4,290 (古着屋JAM 原宿店) ユーズドのTシャツ¥5,500 (ミスタークリーン☎090・2206・1755) パンツ¥33,000 (ノア/ノア クラブハウス☎03・5413・5030) ベルト¥42,900(ジェイアンドエムデヴィッドソン/シップス インフォメーションセンター☎0120・444・099) スニーカー¥16,500 (アディダス オリジナルス/アディダスお客様窓口0570・033・033) その他は私物
まさに近所にあったら、いいなと思えるハンサムなバーバー。だからこそ、我々もここに足を運ぶときは、いつも以上に身嗜みに気を使いたいところ。例えば、いつも外に出しっぱなしのシャツの裾を、パンツの中にタックインするとかね。それだけでいい! 初めのうちは気恥ずかしさが先行するけれど、毎日続けていれば、そのうちに慣れて、トラッドな装いの悦楽に浸れるはず。もし君が10代の若きシティボーイならば、なおさらだ。こんな着こなしを日々の習慣にした上で、『handsam』で理想通りのヘアにしてもらえたら……。梅雨時期の気怠い気持ちが薄れて、フレッシュな気分で日々を送れそうな予感。
インフォメーション
handsam
◯東京都渋谷区笹塚1-59-3 グリーンキャピタル笹塚102b
Official Website
https://handsam.jp
平日11:00〜21:00、土日10:00〜20:00 月・隔週火休
カット ¥6400〜 ※予約はホームページからのみ。
ちなみに現在スタッフ募集中。理容師免許をお持ちで興味のある方は、一度メール(info@hair-amano.com)してみて。
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